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1994年度 卒業論文　藤村 康宏
Hough 変換を用いた 地中レーダ画像からの 双曲線パターンの自動検出

　本論文では、 Hough 変換を用いて地中レーダ画像から双曲線パターンを自動検出し、それによって地中埋設管の位置及び土中の比誘電率といったパラメータを推定する手法について述べている。ここで、この方法の解決すべき問題点の一つに、 Hough 変換対象点の抽出方法が挙げられる。本論文ではこれに対し三種の変換対象点抽出手法を提案し、従来のものとの比較、検討を行なった。その結果、地中レーダ画像中の双曲線パターン抽出に際し、 x、y軸から斜め45度方向の情報に注目することが、地中埋設管位置の推定精度を向上させることがわかった。