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ポリシー・研究室のシステム・体制・おすすめ書籍
はじめに

2010年度からスタートし,2011年度から研究室配属を開始しています。電子1つ、光子1つを制御するナノテク技術を基盤として、これまで見つかっていない物性諸現象の探求、あっといわせるような量子/ナノエレクトロニクスデバイスの開発を、学生の皆さんと一緒に目指していきたいと考えています。
     
進路について
個々のキャリアパスを応援しています。 最近(2020-2022)の主な就職先はJAXA, ソニー,キオクシア,NTTデータ,NTTでかなり幅広く様々な分野で活躍しているのが特徴と思います。 進学については,腰を据えて研究に取り組め,自己研鑽のできる学内進学をおすすめしています。今のところ(2022時点)約8割が学内進学ですが,他大学進学(実績:東大、東工大)や学部からの就職(実績:日立製作所、NTTデータ、三菱電機,大和証券、損保ジャパン)も可能です。
ポリシー
当研究室では、オリジナリティ、独創性を特に重視しています。教員は、極端にいえばそれぞれ、その人にしかできないような研究内容があると考えています。また、たとえ同じ研究テーマであったとしても独創性を発揮する余地が必ずあると思っています。当研究室ではナノエレクトロニクス分野の研究を通して、そのようなオリジナルなアイデアを形にできる能力の養成、環境を提供し、そのような芽が出て育つよう全力で支援したいと考えています。 当研究室では最初の狙いと違った結果も大きく評価します。そういう意味の"失敗"はどんどんやって貰いたいと考えています。もちろん失敗と独創性はイコールではありませんが失敗を恐れていては独創性ある研究はできないと思っています。社会に出て企業等に入りますと、目標と異なる結果は基本的にはマイナス評価となる環境になるかと思います。大学の研究室はそういった意味でも自由度が高いですので貴重な機会と思って積極的にチャレンジして貰いたいと思っています。  BE ORIGINAL


BE ACTIVE
卒業研究・修士研究の進め方
最初数ヶ月程度、 ゼミでの知識習得と平行して、安全に信頼できる(自分で信頼できるだけでなく、まわりに信頼してもらえることが大事)実験を行えるよう基礎実験技術を目指します。具体的には、ナノデバイス加工技術、低温測定技術、光学系構築・測定技術です。「今どのような作業を行っているか」、「装置内で何が起きているのか」自分なりに把握し、イメージしながら作業することが大事です。

次に、 教員と相談して研究テーマを設定し、各自が興味を持てる研究を進めます。(JAXAでの研究を希望する学生は諸手続きのためできるだけ早く決定する必要があります。)当研究室では、オリジナリティ、独創性を特に重視していますので、やってみたいテーマがあれば可能な限り実現できるようにします。教員や研究室メンバー、外部の方々と議論と重ねるうちに萌芽したテーマも歓迎です。教員が与えたテーマであっても自分なりに理解し、研究計画、方針を建てることが大事です。

良い研究をするに「楽しむ」ことが大事と考えています。そのような研究室の雰囲気を維持するには各自の努力も求められます。
研究室のスケジュール
 4年生前半には半導体を中心としたゼミをやり基礎的な知識を身に着けてもらいます。その後、個別、グループミーティングにより、研究の内容、方針を議論、興味の持てる研究テーマを定めていきます。研究成果はある程度運やタイミングにも左右されますので、特に、どれだけやったかの量を重視して評価したいと思います。失敗など気にせず、安全には留意しつつ、どんどん自分が興味を持った実験を進めることを希望しています。

 研究テーマによっては外部の最先端の設備を利用します。研究時間帯はかなり自由度高く自分で設定できますが、実際にデバイスを作り測定するという研究上、かなりの時間がかかります。目標とする卒論、学会、修論等の期日に間に合うよう準備が必要です。社会に出てから極めて重要になる自分なりのスケジュール管理を研究室生活を通して試行錯誤しながら身につけてもらうことを期待しています。
こんな学生さんにおすすめ

  • 物理にもデバイスにも興味のある方
  • コツコツやるのが好きな方
  • デバイスとして実際に働くものまで自分の手で作りたい方
 
おすすめの書籍
当研究室での研究をすすめる上で、基礎知識を習得する上で、おすすめの書籍を紹介します(図書館にもあると思いますし、教員が(版が最新ではありませんが)ほとんど持っていますので貸し出しできます)。どれか気に入ったものを精読するといいと思います。当研究室の研究対象の概要を知るのにも役立つかもしれません。


その他、比較的気楽に読めるブルーバックス的な本のご紹介。