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2018年度 学部授業 「生理心理学 I・II」


  行動や精神機能の生物学的基礎を研究する領域である生理心理学について学びます。さまざまな神経科学の方法を駆使することによって、究極的には「脳と心」の関係を解明することをめざしています。

 春学期の生理心理学 I (神経・生理心理学)では、脳の構造と働きについての総論を述べた後に、感覚・知覚・記憶・学習・情動などの生物学的基盤に関するこれまでの知見を紹介します。随所で神経心理学的知見を紹介するとともに、高次脳機能障害の概要についても述べます。講義内容には、狭義の生理心理学だけでなく、精神生理学や認知神経科学に関することも含まれます。

 秋学期の生理心理学 II では、ミクロなレベルでの分子機構と精神機能との関連について詳述するとともに、知能や意識といった高次概念に生理心理学がどこまで迫っているのかについても議論します。

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 教科書:
 授業では特定の教科書は用いず、プリントを配布します。

 参考書: 
 岡田隆 著 「生理心理学」(放送大学教育振興会、2018年)

本の目次 (出版社のウェブサイト)  


 参考書: 
 岡田隆・廣中直行・宮森孝史 共著 「コンパクト新心理学ライブラリ14・生理心理学 第2版」(サイエンス社、2015年)

本の目次 (出版社のウェブサイト)  



【講義の概要】

 ほぼこのスケジュール通りに授業を進めますが、内容や順番を変更する場合には授業でお知らせします。

◇ 生理心理学 I (神経・生理心理学) ◇

  ◎ I-第1講 心と脳の関係を科学的に研究するには

  ◎ I-第2講 脳の構造

  ◎ I-第3講 神経細胞のはたらき

  ◎ I-第4講 知覚と脳(前編) 視覚を中心に

  ◎ I-第5講 知覚と脳(後編) さまざまな知覚系

  ◎ I-第6講 記憶の座

  ◎ I-第7講 脳の可塑性

  ◎ I-第8講 学習と認知の神経基盤

  ◎ I-第9講 情動とストレス

  ◎ I-第10講 心の病気と脳

  ◎ I-第11講 生体リズム

  ◎ I-第12講 脳の左右差と言語

  ◎ I-第13講 高次脳機能障害

  ◎ I-第14講 非侵襲的脳機能測定法


◇ 生理心理学 II ◇

  ◎ II-第1講 心の分子神経科学

  ◎ II-第2講 膜電位のしくみ

  ◎ II-第3講 感覚系における信号変換

  ◎ II-第4講 記憶痕跡を求めて(前編) 長期増強を中心に

  ◎ II-第5講 記憶痕跡を求めて(後編) ニューロン新生を中心に

  ◎ II-第6講 遺伝子と行動

  ◎ II-第7講 脳の性差

  ◎ II-第8講 摂食と飲水の制御とその障害

  ◎ II-第9講 覚醒と睡眠の分子機構

  ◎ II-第10講 運動制御の階層構造

  ◎ II-第11講 前頭葉の機能

  ◎ II-第12講 脳と意識

  ◎ II-第13講 脳の発達

  ◎ II-第14講 まとめと展望



Last updated on Apr. 28, 2018