授業評価　集計結果　ジャーナリズム史　2000年度
2001/3/5

■授業内容について
１．講義の概要と採点方法について担当教員から説明を受けましたか。
２．授業の内容は理解し易く構成されていますか。
３．カリキュラム全体の中での授業科目の位置付けを理解できましたか。
４．授業で習った内容は今後役に立つと思いますか。
５．宿題や演習は採点後速やかに返却されますか。（宿題や演習がない時は６にマーク)
６．試験の内容は授業で習った内容を反映していますか。

【コメント】
　評価は５段階で「非常にそう思える」「まあまあそう思える」「普通」までが合格、「そうとも言えない」「絶対にそんなことはない」が不合格と言えるかもしれないが、Ｑ６の授業内容の試験出題はかなり高い頻度であったと思うが、「普通」以下の回答者に？
　Ｑ３の「カリキュラムのなかでの授業の位置付け」は予想と比べて「そうとも言えない」以下が３割はいるので、もう少し説明が要するかもしれない。2000年度は学科全体のカリキュラムチャート図を示さなかったことも影響しているか。
　自由記入に「授業の意図が分からない」「一人よがりである」と厳しい意見をいただいた。回答者はQ18についても「悪い」とあり、全体的に厳しい評価を得たが、授業にでていない（Q19　あまりよくない）のでは、耳を傾けてはもらえないでしょう。

■授業に対する教員の取り組み方や姿勢について
７．授業内容に興味をそそる努力をするなど熱意をもって授業を行っていましたか。
８．授業内容について充分な知識を持っていると思いますか。
９．授業時の質問に明解に答えますか。（授業中質問をしなかった場合は６にマーク）
10．授業時間外に教員室等で授業内容の相談にのってくれますか。（相談に行かない場合は６にマーク）
11．学生が授業に出席することを奨励していますか。
12．決められた時間通り授業が行われますか。
13．無断休講は無く、休講の場合は補講を行っていましたか。

【コメント】
　Ｑ９　１０に関しては「該当しない」がいつも多い。自由欄に「答えをあいまいにほのめかすのは止めてほしい。答えが分からない時はイライラする」とあったが、もともと歴史的事実とその解釈を講義するのであるから、答えはひとつであるはずがない。しかしながら「分かりにくい」「説明不足」という意見もあったので、もう少し謙虚になる努力をしましょう。それにしても、座学ですべて100％と
思い込んでいる学生、それもジャーナリズム専攻生が多いのは問題である。足で稼げだろう。
　Ｑ11の「授業への奨励」はくどくない程度には他の授業からみればしていると思うし、「出席」2割の評価方式も採用している。とくのＱ17の「休講・補講」については、無回答で「1回もありませんでした」と記入したものが5名いたのに対し、「普通」「そうとも言えない」はないと回答してくれた学生が２割もいるのは不可思議。Ｑ19（学生の自己評価）とクロスでみると、「普通」の学生が多いようだ。

■授業の結果得たものについて
14．自分が期待していたものを得ることができましたか。
15．この科目についての基礎学力がついたと思いますか。
16．この分野に対する興味が増しましたか。
17．さらに深い知識を得たいと思うようになりましたか。

【コメント】
全体として「普通」を含み６割、積極的肯定はＱ14の2割からＱ17の４割までと幅があるが、少しは歴史の「おもしろさ」「幅の広さ」さほどないしても、頑強な「固定観念」を少しは変える刺激になっただろうか。

■授業の全体評価と自己評価
18．この授業の総合評価をしてください。
19．あなたはこの授業によく出席し、熱心に授業を受けた学生だと思いますか。

【コメント】
　ビデオを使ったことを評価する学生もいれば、「意図が分からない」という学生もいる。授業が分かりやすかったという学生もいれば、分かりにくかったという学生もいる。アサイメントのＨＰ作成もプライバシーをたてに反対の学生、どうせこの先やるやつはやる、といって懐疑的な学生もいる反面、ＨＰ作成ができてよかった、授業関連がＨＰ上で確認できたのがいい、との意見も少なくなかった。脱線しすぎ、脈絡がないとの指摘がある一方、面白かったという意見もいただきました。
　今年も、厳しい評価をくれた学生は、他の回答をみると、自己評価を含めて４分の１程度いるが、その回答の信頼度には疑問が残るところだ。
　また、（これまで）世界史できたので、日本の歴史を元号のみ（教科書）は困る、というのはもっと困る？？　別に皇紀や元号信奉者ではないのだが。また、教科書のいま何ページをやっているか言ってほしい（実際には一講義で数頁もいくことはないし、ほぼ100％言っている＝まるで小学校）、あるいは授業に先立って教科書を読ませては、といった提案もあったが、授業は大学生を相手にして行っています。ここは大学です。十分な予習、復習、アサイメントを1年間こなして、4単位。スタートはＣ。それにしても毎日起きている事件、出来事、ニュースに対する知的好奇心感覚が低すぎる。後ろ向きでなく、前向きに物事に積極的な態度をもっていないと、この授業はついていけないだろう。
ジャーナリズムはことさら日々の出来事（点）を追わなければならないから、線（アカデミック）になりにくく、分かりにくさもあるだろう。「TVで政治が身近になった」「政治が分かりやすくなった」事実とは裏腹に、人々の政治離れ･無関心は増加していることを、どう考えるか。分かりやすさと何を引き換えに、大学教育はどこへ行くのだろうか。
　マイクの問題や、なぜＰＣ教室を使うのか、などといった問題は今後の教室施設の課題であり、早急に改善されるよう努力します。

参考資料：2000年度ジャーナリズム史

受講登録者数	単位認定者格者	Ａ	Ｂ	Ｃ	不合格者
90	77	40	21	11	13

受講登録者数には再履修者（５）、外国人特別研究生、聴講者を含む。不合格者数にはＹ，Ｚを含む

1999年度は結果はこちら

 　　　　　　