※「背表紙」にワープロ印刷の用紙をはった場合、はがれないように透明の接着フィルムを大きめにはること。
※副本の体裁も正本に準じること。
<使用明示例>
使用機種名 :IBMT−35(一太郎Ver.8使用)
1ページ 当たり:33字×35行
標準活字 :10ポ
全体ページ 数 :40ページ
換算枚数 : 231枚分(200字詰原稿用紙換算)
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論
文
題
目
学
生
番
号
氏
名 |
上智大学文学部新聞学科
20××年度 卒業論文
○○(助)教授指導
論 文 題 名
学生番号
氏 名
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§3 執筆上の注意
1. ワープロ使用で提出の場合は、原則横書きとする。ただし、内容とワープロ使用上、縦書きが
不合でないと判断されたものは、縦書き提出を求められることがある。原稿用紙にて自筆提出の場合は、
別紙参照。
1 私信めいた事項は卒業論文には含めない。
2 目次と項目の区分表記について
◎いったん決めた区分表記法は、必ず論文全体を通じ、統一して用いる。
@大見出しは、第○章、第○節、第○項のように章・節・項の頭に「第」の字をつける。
A@以外に、第一、第二、第三……、一、二、三……、T、U、V…といった方式を用いても
よい。
B論文の分量がきわめて多い場合、あるいは内容によって全体を二つ以上に大きく区分
する場合、章の上位に、第一編、第二編、第三編……または第一部、第二部、第三部……
といった表記をとる。
C小見出しは、章・節・項の方式をとった場合、例えば、一、二、三……、1、2、3……、
(1)、(2)、(3)……、(1)、(2)、(3)……、イ、ロ、ハ……、1)、2)、3)……のようにする。
D数字の代わりにアルファベットを使ってもよいが、1.1.1、1−1−aというような数字
だけの小見出しは避けること。
2.原稿作成ならびに用紙への印字・編集についての注意
ワープロ・ソフト使用での卒論作成は、原稿用紙への清書と異なる点が多い。ワープロでは編集や挿入、
削除等が比較的容易であり清書までの原稿執筆の負担が軽くなる反面、同音異義語、半角扱い、ページの
合成などを熟知していないと、意外な落とし穴がある。その意味でも、締め切り間際になって最後に一括し
て清書原稿をプリントアウトしようなどとは絶対に思わないこと。最低でも2回は、完成原稿の校正をする
ぐらいのつもりになれ。また、ワープロ論文は原則として横書きの体裁であるから、漢数字や表記の仕方が
縦書きと異なる場合もあるので注意してほしい。
<参考>「横書きの方式」『記者ハンドブック』(共同通信社、最新版)など
◎以下は、とくに注意すること。
1 句読点は「、」「。」とする。「,」「.」は使わない。
2 インクリボンは、黒系統に限る。本文は明朝体活字を使用する。
3 、。:;− ( )《 》「 」『 』%などの符号(句読点・語学記号・商用記号・括弧)も
1字分として書く。ただし、句読点、記号などは禁則処理扱いとし、行頭に来ないようにする。
4 欧文・ローマ字・洋数字等は、原則として半角扱い。標準1字分のスペースに2字分
の割合で書く。
1989年→1989年 平成12年→平成12年
・Murdoch→Murdoch
欧文で2行にまたがる場合、音節部に注意し、安易に分けないこと。
5 標題や区分見出しは、左から1字または数スペースあけ、目立つように倍角・強調などの編集
機能を使って書く。なるべく2行にならないよう、長さ(文字数)にも気をつける。
6 文言・文章の書き出しと改行のときは、原則として1字分あける。
むやみに意味のない行数あけはしないこと。
7 用紙へのプリントアウトが完了したならば、番号を打って仮綴じする前に、幾度も読みなおし、
場合によっては他の者に読んでもらい、見出しの順序(特に「目次」に表記したものと異ならな
いよう)、誤字・当て字の有無、文字・文言・文章の脱漏、用紙の順序等を綿密に調べる。
8 特に次の点に注意する。
@修正した箇所をそのまま空欄で提出しないこと。場合によっては、1ページ全部(ときには
数枚)を再プリントアウトする。
Aページ数の打ち間違い。ページ付けは原則本文からとする。
B「目次」の中の章(場合によっては項にも)に該当ページ数を記入すること。
C意味のない章扉作りなど“ページかせぎ”と思われるようなことはしない。
§4 引用と「注」の書き方について
1 引用には直接引用と間接引用とがある。いずれの場合も、次の点に注意すること。
a 必ず出典を明記すること。引用ページの付記を忘れてはならない。
b 直接引用の場合は原文をそのまま使用し、引用符「 」で囲み、右肩上に番号をつける。
ただし、必要以上に長くならないこと。
「論文はあるまとまった思想や研究成果を発表するために書かれる」
1)が……
c 引用の字数が多い場合、また長短にかかわらず、一つの考えとして紹介すべき場合などは
独立した引用とする。その場合、引用文の前後は1行あけてもよい。
d 間接引用の場合は原文の内容に忠実であること。なおどこまでが間接引用であるのか、
引用の範囲を明らかにすること。
e 外国文献を翻訳書から引用する場合には、原典名、原著者名、邦訳書名、引用箇所の
ページなどを必ず付記する。
2 ここでいう「注」とは、本文中のある事項を、
@具体的に説明・補足する場合、 A参考事項を記述する必要がある場合、
B引用文献の出所を明らかにする場合、C章文節の内容を簡潔に表示する場合
のことを示す。
a 「注」は最も一般的な「後注」を原則とする。
「割注」―本文の文言と文言の間に( )〔 〕等の括弧をつけて割りこませる。
「注」のこと―は、比較的短い「注」書きの場合のみ許される。
b 「注」は
各頁下に列記し、番号は章ごとに独立させる。
または各章の終わりに列記し、番号も章ごとに独立させる。ただし、数の少ない
場合は、指導教授の許可を得て、最後に一括してもよい。
c 「注」は本文より数マス分あけて書く。「注」のために改頁する必要はない。
「注」のつけかた<例>
……論文はあるまとまった思想や研究成果を発表するために書かれる
1)。
……論文はあるまとまった思想や研究成果を発表するために書かれる(注1)。
→三好崇一『論文とレポート』、pp.17-19.※事務室で入手できる
§5 出典(引用文献)・「注」の書き方
1 基本的には、(イ)著者名、(ロ)書名(刊行物名・題名)、(ハ)(出版場所)出版社名、
(ニ)発行年、(ホ)引用ページの順に列記する。
a 一般単行本の場合
磯部佑一郎『イギリス新聞史』(ジャパン・タイムズ社、昭和59年)、55ページ。
※昭和59年→1984年、55ページ→55頁またはp.55としてもよい。
※p.21/pp.25-36.とはするが、P.25/PP.25-36.とはしない。
J.C.Merrill, Global Journalism: A Survey of the World's
Mass Media
(New York & London: Longman,
1983), pp.174-75.
※洋書の下線部分はイタリック体になるべき書名のところ。イタリックにできる
文字修飾機能があれば、イタリック体にした方がよい(以下、書名下線は同じ意味)
J.C.Merrill, Global Journalism: A Survey of the World's
Mass Media
(New York& London: Longman,
1983), pp.174-75.
b 雑誌掲載論文などの場合
高木教典「米国新聞界の繁栄とその条件」『新聞経営』第90号(1985年W)、
46-47ページ。
R.Clendinning,“Vocational Media Training
in Australia," Media Information Australia (MIA),
No.27 (February,1983),pp.53-62.
c 外国文献を引用するが、定まった翻訳書からの場合
ベン・バグディキャン、藤竹暁訳『メディアの支配者』(光文社、昭和60年)、10ページ。
Ben H. Bagdikian, The Media Monopoly (Boston: Beacon Press, 1983).
d 定訳書があっても、自分で外国文献から引用する場合は、前述したとおりの洋書の書き方を
参考とする。
2 いずれも二度目以降は、著者名(同一著者で複数の文献を使う場合、出版年または書名を
付記する)か書名を掲げ、引用ページを記入して、これを簡略化してよい。また、直前の引用
と同じ場合、「前掲(書/論文)」などとしてもよい。
5) 春原昭彦『日本新聞通史』(新泉社、1987年)、15ページ。
6) 前掲書、pp.23-25. <洋書>
Ibid., pp.23-25.
直前でない場合、
6) 春原、前掲書、16ページ。 <洋書>
Haruhara, op.cit., p.16.
春原の著書あるいは論文をすでに数種類引用した場合、
6) 春原(1986年)、16ページ。<洋書>
Haruhara (1986), op.cit.,p.16.
§6 統計図表、写真、コピー等 原則として原稿用紙に添付して本文中に挿入する。
1 図表はできるだけ1ページ内におさめ、上方または下方にバランス良く、また見やすいものでな
ければならない。(場合によっては、縮小コピー、折りたたんでもよい)
2 図表にはすべて図表題目と番号をつける。引用コピー等の場合、もと図表の番号を残さない。
3 引用図表はもとより、自分で作成した場合であっても、出典(出所)名を必ず明記する。
出典名はある程度簡略化した表記でもよいが、再引用の場合は、出典名を忘れず。
4 数表や図表の使い方
→林太郎『新しい論文・レポート・作文の書き方』(新星社、1985年)、99-111頁。
5 本文とは直接関係しない参考資料あるいは付録が多い場合、最後に一括するか、
別製本とする。とくに、調査を主体とする論文は、調査原票と基礎集計結果を巻末
あるいは別冊資料としてつけること。
6 図表などが多い場合「目次」の次に、「図表目次」をつけるとよい。
§7 卒論作成に使用した文献
(「注」として引用した、しないにかかわらず)はすべて参考文献として巻末に列記すること。
1 和書の場合は、@著者名のアイウエオ順、A同一著者の文献は列記する、
▽洋書の場合は、@著者名のABC順を原則とし、
▽文献類が多い場合は、@「一般」「ジャーナリズム史」「マス・メディアと社会」
「国際関係」などと分類するなど、分かりやすい表記の仕方を工夫すること。
▽鈴木「オーストラリア新聞発達史(その1)」『コミュニケーション研究』No.15
(1985)、
pp.96-103.
2 洋書著者名については、姓名の順序に気をつけること。
Michael Crozier → Crozier,Michael. 「M」ではなく「C」。
J.C.Merrill はMerrill,J.C. 「J」ではなく「M」の順序。
和書(論文)、洋書(論文)、いずれも次の(例1)か(例2)のどちらかに統一する。
<和書>
(例1) 西田長寿『日本ジャーナリズム研究史』みすず書房、1989.
(例2) 西田長寿『日本ジャーナリズム研究史』みすず書房、1989年。
<洋書>
(例1)
Merrill,J.C. Global Journalism: A Survey of the World's
Mass Media .
New York & London:
Longman, 1983.
(例2)
Bagdikian, Ben H., The Media Monopoly, Boston: Beacon Press, 1983.
・洋書類の引用・参考文献の書き方
Kate L.Turabian, A Manual for Writers (Chicago: Univercity of Chicago Press,1973).
高橋作太郎(訳)『英語論文の手引き』(研究社出版、1980年)。
3 一般に参考文献は単行書籍のみであり、参考図書類などは省略されることが多い。
§8 その他
1 年号・年月日の書き方
a 一般に西暦扱いでよいが、日本関係その他必要に応じて日本年号を付記する。
論文全体を通して統一することを忘れない。
1986年(昭和61・昭61年・昭61など)11月25日
2 略語・略号・略称
a 特殊な場合はもちろん、一般に広く使われているものを用いる場合でも、
なるべく初出のものには( )の中に正式名や正式訳名を書く。
<例>
「わが国は経済協力開発機構(Organization
for Economic Co-operation
and Development, OECD)の方針に賛成しながらも、OECD諸国の……」
b 引用文を除き、疑問を表す?や、感動を表す!などの符号は用いない。
c 若干特殊な用法、あるいは多数の略語・略称などを用いる場合は、本文に入る前に、
それらの一覧表といったものをつけるとよい。
3 人名・地名の書き方
a 日本人の場合、特に珍しい、変わった読み方でない限り、平仮名読みをつける
必要はない。また敬称・肩書も一般にはつける必要はないが、インタビューや
専門分野の人で広く知られていない人などの場合、肩書をつけ加えたほうが望ましい。
(○○氏、○○社△△課長)
b 著名人では生没年を( )に併記する。
<例> 五姓田義松(ごせだ・よしまつ、1855-1915)
c 外国人名は、一般に姓のみカタカナで書き、フルネームを( )内に入れる。
<例> 「国際コミュニケーションの先駆的学者であるデズモンド/R.W.デズ
モンド
(Robert W. Desmond,or Desmond, Robert W.)
……」
d 外国地を含む地名などは原語をつける必要はない。ただ、一般と違うカタカナ表記
をしたり、曖昧な場合には原語をつけたほうがよい。
4 その他
インタビューした場合、内容などを精査して、論述、引用する。決して新聞や雑誌の
「インタビュー記事」のスタイルでそのまま節や章構成にしない。
5 ホームページからの引用の場合
a オンラインのソース(例えばウェブ・WWWに掲載されているもの)についての引用は、
一般の論文引用に準ずること(以下の例を参照)。著者、論文のタイトルに続いて(オンライン)、
ウェブのアドレスを記入すること。最後に、情報のソースにアクセスした日時を必ず記入すること。
b 関根政美「関根研究会論文執筆要綱」 http://www.law.keio.ac.jp/~sekine/bdp.html
(1999年10月1日)。
c Gill, J. (1995, June). "Communications
and Disintermediation," [Online].
Available http://www.casti.com/gill/presentations/medicus.html
[1996, November 14].
以 上