卒業生インタビュー

纐纈 悠さん
(2014年度配属)

2017年に卒業し、自動車業界で活躍している纐纈さんに聞きました。

 

 

 

どんなお仕事をしていますか?

トヨタ自動車で自動車の設備づくりをしています。世界的に注目度が高まっているFCVの水素タンクや、EVの次世代モータ等の大量生産実現を目指しています。
私の業務では設備の開発から設計、関連会社への展開まで全てを担当するため、非常に深い知識を求められます。小さな見落としが世界的なリコールに繋がるため責任はとても重たいです。しかし、自分の書いた図面が形になっていくところを見ていると、なんとも言い難いやりがいを感じることができます。

学生時代の思い出を教えてください。

学生時代を振り返ると研究が一番印象深いです。研究室ができて間もなかったので、先生と二人三脚で研究を進めていきました。共同研究先との会議に向けてスケジュールを調整し、こまめな報告をしながら研究を進めました。これは現在の仕事の進め方のベースになっている気がします。弊社で重視されているチームワークについても、研究室生活でのモンスターハンターを通じて学びました。研究、遊びのメリハリをつけて両方を一生懸命に取り組んだので、楽しい研究室生活を送られたのだと思います。
アルバイトは学部時代からずっとコンビニエンスストアでやっていました。すぐにやめる人が多い中で、やめずに長く続けた経験は就職活動で大いに活かすことができました。

後輩へのメッセージをお願いします。

竹原研究室は人として成長できる研究室だと思います。研究は忙しいですし、怒られることもよくあると思います。しかしこれらは学生のことを思ってのことです。素直な気持ちでどんどん吸収していき、成長しようと言う心構えが大切だと思います。研究と遊びを両立し、楽しい学生生活を送ってください。

 

ありがとうございました。3年間、タイヤの摩耗の研究をしてくれた纐纈君。研究室内でのコミュニケーションを大切にし、困っている後輩にはすぐに声をかけてくれました。ベトナムで行われた国際会議APVC2015で発表したほか、2017年3月には、自動車技術会の大学院研究奨励賞を受賞しました。今後のさらなる活躍に期待しています。