鉄道ネットワークによる複合課題解決チーム

 鉄道システムは、大量輸送性・環境親和性などに優れる輸送機関として、今後も世界各国、各地域での旅客、物資の輸送の展開の主軸となることが期待されています。特に、新たな駅の設置においては、行政、民間との連携により、駅周辺の開発が行われ、雇用の創出・人の移動の活性化といった課題解決が図られ、経済発展の生活水準の向上を誘導します。(図1)

 しかし、鉄道の経路には幅広い可能性があります(図2)。また、対象地域によって、解決したい課題は大きく異なります。そこで、整備コスト・貧困・教育・環境負荷などの諸課題に対し、対象地域の目的に即し、課題解決の重み付けを行う数理モデルを構築し、それを評価に組み込むことで、対象地域の課題用件に応じた鉄道ネットワークの”機能創造”を手がけます


図1 鉄道による他分野の貢献


図2 鉄道ネットワークの例