第16回 民主化後のラテンアメリカ政治 (4)国際関係  6月6日(木) 1.対米関係 □ 米国の歴史的勢力圏としてのラテンアメリカ ・米国資本による経済支配 ・軍事侵攻(とくに中米・カリブ諸国) ・反米感情 □ 政権ごとの変化 ・クリントン政権(民)(1993~2001):拡大政策―民主主義の米州へ ・ブッシュ政権(共)(2001~09):帝国化―反米感情・反グローバル化の高まり ・オバマ政権(民)(2009~17):関係改善 ・トランプ政権(共)(2017~):新たな緊張 2.アジアとの関係 □ 対日関係 ・日系移民(ブラジル、ペルー、アルゼンチン‥) ・高度成長期の日本の経済進出(投資、ODA) ・日系人のデカセギ ・冷戦後、環太平洋貿易の拡大 □ 対中関係 ・華僑(中米・カリブ諸国、アンデス諸国) ・中華民国(台湾)との歴史的関係 ・中華人民共和国(中国)との国交樹立の流れ(主に1970年代~)  ただし中米・カリブ諸国の多くは中華民国(台湾)との国交維持 →外交競争 ・21世紀、中華人民共和国の経済的台頭とラテンアメリカ進出  貿易(ラテンアメリカの食料、鉱物、エネルギー資源―中国の製品)  直接投資(資源採掘、流通、インフラ)  文化外交