教育実習I(教育実習事前事後指導)担当記



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教育実習事前指導。 去年 に続いて2回目の担当。 「教育実習事前事後指導」というのは、 「教育実習I」というれっきとした授業(1単位)で、 教職課程の「教職に関する科目」の一部に組み込まれている。 慣例で教職課程委員がこの「教育実習I」を担当する。 去年から教職課程委員になって、2度目の担当。 もっとも理工学部新体制になって教職課程委員の選び方が変わったので、 今後は事前事後指導の担当者がどうなるかは不明。

事前指導は5回。第1回はガイダンスを兼ねた回で既に済んでいる。 この日は全教科共通の事前指導が午前中に2コマ(第2・3回)あり、その後は教科別。 「数学」は午後に1コマ(第4回)、翌週にもう1コマ(第5回)というスケジュール。 去年このスケジュールでやってみて悪くなかったので、去年の通り。 午前中の全教科共通の回にも見学に行ってみた。 午後の教科別第1回のネタ仕入れでもある。 1分間自己紹介の練習などもあり、 もうすぐ教育実習に行くということを実感できる内容で 受講生=教育実習実施予定者も得る所が大きいだろう。

午後の教科別は、まづ午前中の話を受けて簡単にコメント。 去年の事前指導と今回との間に、教育実習日誌を読む、という仕事があり、 「言語化・意識化・明確化の手段として教育実習日誌を戦略的に利用する」 ということが大事だと感じたので、それについて。 教育実習日誌はちゃんと書いたらスペースが足りなくなるくらい書くことがあるので、 紙を継ぎ足していいから書こう、という話が午前中の話でも出てきたので、 実際に去年読んだ中でも紙を貼って書いていた実習生もいたよ、と補足。 他にも話したいことは多いが、早めに教材ビデオに移行。 54分と少々長く、寝てしまい勝ちなので、 途中で一回切って話を挟んで、またビデオの後半へ、という段取り。 教材ビデオも去年と同じ。 教壇に立った初回の授業と最後の研究授業とを対比して、 どこが違っているか考えながら見てみよう、という作りで、 説明は?教材は?板書は?と、同じ題材を繰返し見てみるもの。 区切りがはっきりしているので、途中で一旦切るのもし易い。

その後、15分くらいで、次回(翌週)の事前指導に向けたアンケート。 去年の方式で予め答案用紙に刷込んでおいて配る。

次回は中学高校の現場の先生に来て頂いてお話を伺うので、 その前にこのアンケートの回答をお送りして、 時間が許せばコメントをして頂こう、という趣旨。 教育実習日誌と同様に、「書く」ということで、 現段階で漠然と頭にあることを改めて意識し明確化する、という効果を狙う。

4/19

教科別事前指導の2回目で、事前指導としては最後になる。 この回は従来から、 中学高校の現場の先生に来て頂いてお話を伺うという慣例で、 去年に引き続いて、 母校でお世話になった本学出身の先生にお願いして来て頂いています。

授業にはこちらも立ち会って、というか、あたしも聴かせて頂いた。 去年は板書の技術や生徒とのコミュニケーションの心構えについてのお話が 中心であったが、今年は少々のお話の後はがらりと趣向を替えて、 自己紹介や授業を実際にやってみよう、ということで、 何人か指名して教壇に上がってやってもらう。 受講生も一挙に実感が沸いてきたんじゃないか。 どうしても仲間の前なので照れが出てしまう受講生もいたが、 実習本番になれば開き直ってちゃんとやるんだろうな、とは思う。

これで事前指導は終わり。 今年から事後指導も春学期中に行なうことになり、8月始めの予定だったが、 講師の先生の本務校での御都合(林間学校の引率)との関係で、 7月12日(土)に変更。 公式掲示は出してもらえるが、学科掲示板にも出した方が良いかな。 時期の変更の影響で、秋に実習に行く人(少しいる)にはまだ実習前だが、 実習に行ってきた人の話を聞いて自分の実習に繋げる、 というのでも良いでしょう、ということになっています。 これは専ら色々話してもらう予定なので、聞くのが楽しみ。