スタイル指定のサンプル A10xxyyy 何野某 スタイルとは 書式の論理指定に対して表示形式を与えるものである。「表題」「見出し」「本文」などの論理指定のそれぞれに対してどのような表示形式にするべきかを指定することにより、論理指定をするだけで統一的な表示形式を得ることができる。またスタイルを変更することにより、同じ論理指定に対して一斉に表示形式を変更することもできる。「内容」「論理指定」「表示形式」の分離により、一番重要なはずの「内容」の充実に集中することができるのである。 実習課題 以下を箇条書にした上で、それぞれの指定を行なおう。 「スタイル指定のサンプル」を「表題」に 各節の題目「スタイルとは」「実習課題」「スタイルの指定の手順」を「見出し1」に 各小節の題目「一覧にない場合」「見出しの通し番号」「本文の字下げ」を「見出し2」に 各節・小節の内容を「本文」に 「A10xxyyy」「何野某」を自分の学生番号・氏名に直した上で「署名」に 箇条書は上の行まで。以下で各指定に対する詳細・補足を述べる。 スタイルの指定の手順 該当部分を選択しておいて、リボンメニューの[スタイル]から選択する。一部のスタイルは既に表示されているが、[スタイル]右下端の矢印をクリックするとスタイルの一覧が表示されるので、[左クリック]で選択できる。ここで[右クリック]→[変更]とすると、そのスタイルの表示形式を変更することができる。[Ctrl]を押しながらマウスでドラッグすることにより、複数個所を同時に選択して、一度に同じ論理指定をすることもできる。 一覧にない場合 スタイル一覧の右下の[オプション]→[表示するスタイル]で[すべてのスタイル]を選択すると、最初は表示されていないスタイルも選択できる。「署名」「本文」は最初は表示されていないかもしれない。 見出しの通し番号 見出しに節番号を打ちたい時もあるだろう。スタイル一覧の[見出し1]で[右クリック]→[変更]として現れる[スタイルの変更]ウィンドウの左下[書式]→[箇条書きと段落番号]で番号のある形式を選べばよい。このあと同レベルの見出しを追加したり、節の順番を入れ替えたりすると、自動的に番号が振り直される。[見出し2]の各小節についても同様だが、区別のために違う表示形式を選んでみるとよいだろう。 本文の字下げ 「本文」の各段落の先頭行は字下げしたい。それにはスタイル[本文]の段落表示の指定を変更すればよい。スタイル一覧の[本文]で[右クリック]→[変更]→[書式]→[段落]で、[最初の行]→[字下げ]を選択すればよい。字下げ幅が気に入らないときは、ここの[幅]で調整すればよい。あくまでも段落の表示形式として先頭行を字下げするように指定するのであって、ここに(内容として)空白を入力するのではないことに注意しよう。