プログラムをきれいに書くためには


インデント



プログラムをすべて左詰めで書くとみにくくなってしまいます。
#include < stdio.h >
main()
{
int m, n, i, sum;
scanf("%d %d",&m, &n); /* 変数 m, n に整数を読み込む */
i = 1;
sum = 0;
while(i <= m){
sum = sum + i * n;
printf("i = %d n = %d i * n = %d sum = %d\n", i, n, i * n, sum);
i=i+1;
}
}


ですから、以下のように、かっこバランスがわかるようにインデント(字下げ)をしながらプログラムを書くくせをつけましょう。


#include < stdio.h >
main()
{
  int m, n, i, sum;
  scanf("%d %d",&m, &n); /* 変数 m, n に整数を読み込む */
  i = 1;
  sum = 0;
  while(i <= m){
    sum = sum + i * n;
    printf("i = %d n = %d i * n = %d sum = %d\n", i, n, i * n, sum);
    i=i+1;
  }
}


viの編集モードにおいて、{や}の上にカーソルをおいて%キーを押せば、対応するかっこにカーソルが移動します。
対応するかっこがないときには音がなるはずです。

また、かっこをとじる(},)など)を打った時に、常に対応するかっこを明示してくれるように設定することも可能です。
これには、編集モードで

:set sm

と打てば、入力の最中にかっこ閉じるを打つと、かっこのはじまりにカーソルを移動し、そのあとかっこ閉じるの後ろにカーソルを戻してくれます。
このような機能を使ってきれいなプログラムを書きましょう。

 
2.コメント

コメントをつけるとプログラムが見安くなるだけでなく、自分が何カ月か前に書いたプログラムが何をするプログラムであったかがわかるようになります。
/* と */でくくる形にしてもよいし、

// 変数を読み込む

のように // を文頭に書いてもコメントになります。



3.関数名はわかりやすい名前にする

関数名をAとかA3、BBB、ペットや車の名前にしたりすると、何をする関数なのかわからなくなってしまいます。
理想は、「動詞+名詞」です。
例えば、トランプのカードをプリントする関数であればprintCard、カードを初期化する関数はinitCardなどのようにすると関数名をみただけで何をする関数かがわかります。
また、動詞と名詞の区切りがわかるように、名詞の最初の文字だけ大文字にするとわかりやすいでしょう。
アンダーバーなどで区切ってもよいでしょう。



4.なるべく大域変数をつかわずに関数に引数で渡す

プログラムが大きくなると、どの関数のどの部分で変数の中身を変更したなどの情報が次第にわかりづらくなってきます。
このため、あまり大域変数は使わないプログラミングを行うことがプログラムをきれいにかくポイントです。