〜配列の初期化〜

配列に最初に値を代入することを「配列の初期化」という。
配列を作る時点で、配列の中に入れるデータがわかっている場合には、配列の宣言時又は生成時に、以下の様な形で配列の初期化を行うことができる。
配列の初期化を行った時点で、データの数にあわせてメモリ領域が確保された配列が生成される。

配列の宣言時に配列を初期化する

配列の宣言時に、配列を初期化を行う場合、以下のように記述する。
データの型[] 配列名 = {データ1,データ2,…};
 または、
データの型 配列名[] = {データ1,データ2,…};
【注意】宣言時の配列の初期化では、newは必要ない。

例)

プリミティブ型

        int[] A = {10, 20, 30, 40, 50};
この場合、A[0]に10、A[1]に20、A[2]に30、A[3]に40、A[4]に50が代入された形で初期化され、Aという名前の配列が生成される。
        double B[] = {0.1, 0.2, 0.3};
この場合、B[0]に0.1、B[1]に0.2、B[2]に0.3が代入された形で初期化され、Bという名前の配列が生成される。

参照型

        Human[] human = {new Human("Sachi"),new Human("Eiko")};
この場合、human[0]、human[1]にそれぞれ「Sachi」、[Eiko」という値がnameフィールドに代入されたHumanクラスのインスタンスが生成される。


配列の生成時に、配列を初期化する場合

配列の生成時に、配列の初期化を行う場合、以下のように記述する。
配列名 = new データの型[]{データ1,データ2,…};
【注意】生成時の初期化では配列の大きさは指定しない。

例)

プリミティブ型

        int[] A;     //配列Aの宣言
        A = new int[]{10, 20, 30, 40, 50};    //配列Aの生成時の初期化

        double B;   //配列Bの宣言
        B = new double[]{0.1, 0.2, 0.3};      //配列Bの生成時の初期化

参照型

        Human[] human;   //配列humanの宣言
        Human = new Human[]{new Human("Sachi"),new Human("Eiko")};	
        //配列humanの生成時の初期化