〜エディタ〜

プログラムや文書を編集するアプリケーションをエディタといい、プログラムを書く場合にはエディタを使う。
エディタにはvi、メモ帳、MKエディタ、Emacsなどがある。

〜ファイルの保存・コンパイル・実行の方法〜

ファイルの保存の方法

Javaでは、ファイル名には必ず拡張子 .javaをつける。
また、拡張子の前につける名前はそのファイル中で唯一のpublicなクラス名と同じものにしなければならない。
たとえば、プログラムで、publicなクラス名をPrologueとした場合には、拡張子.javaをつけて、ファイル名をPrologue.javaという名前で保存する。
クラス名とファイル名が一致しない場合、コンパイル実行時コンパイルエラーが発生する。

1つのファイルの中にpublicなクラスは1つしか記述できないので注意すること。
publicなクラスを2つ以上記述した場合コンパイルエラーが発生する。

コンパイルの方法

先ほどのように、ソースファイル名をPrologue.javaと言う名前で保存した場合、コンパイルを行うにはコマンドラインで以下のように入力する。
javac Prologue.java

プログラムが文法的に正しければ、コンパイラはPrologue.classというバイトコードを生成する。
Javaでは、バイトコードのファイルの名前には拡張子.classが付く。

実行の方法

先ほどのように、ソースファイルPrologue.javaをコンパイル後、このプログラムを実行する場合、コマンドラインで以下のように入力する。
java Prologue

これで、Prologue.classバイトコードが動き、プログラムが実行される。
コマンドラインに与えるのはクラス名のみで、.classは付けない。
プログラムを実行する場合は、バイトコードがあればソースファイルが無くても実行できる。

コンパイルエラー

コンパイルエラーが出た場合にはエラーを読んで、プログラムファイルをエディタで編集しなおす。
コンパイルエラーは、プログラムのアルゴリズム的なエラーとは違い、セミコロンがない、メソッドやコンストラクタの定義と呼び出しの型が一致していないなど、文法的な間違いによって起こるエラーである。
コンパイルエラーがなくなるまで、プログラムをエディタで編集、コンパイルの手順を繰り返す。
コンパイルエラーがなくなってはじめて実行ができるのである。