~オブジェクト指向とは~

オブジェクト指向とは、現実世界のものをオブジェクトとして表現し、いつも「オブジェクト」を中心に考えるというソフトウェア開発の考え方の一つである。

オブジェクト(Object)とは日本語で「モノ」である。つまり、この世の中に存在するものは全て「オブジェクト」である。
パソコンや携帯電話、テレビ、人間、また音楽などの目に見えないものも全てオブジェクトであるということができる。

しかし、オブジェクト指向で言う「オブジェクト」とは、【同種の他のものと区別することができる「個体」のこと】である。

同種の他のものと区別することができる「個体」とは一体何なのか?

例えば、A社の車とB社の車がある。
A社の車もB社の車も同じ「車」である。
同じ車であっても、A社とB社の車のように区別されている。
この場合、A社の車とB社の車はそれぞれオブジェクトであると言える。
また、同じA社の車でも、Cさんの車、Dさんの車のようにさらに区別することもできる。
この場合、Cさんの車とDさんの車もまたオブジェクトであるということができる。