【値代入時の注意】


<long型>

Javaプログラム内に記述された数値はint型とみなされる。
そのため、long型の数値を表す場合は数値の最後に『L』を記述しなくてはならない。

        long value1;           //long型変数value1の宣言

        value1 = 10000000000;

この場合、long型で変数宣言を行っていても、コンパイラが数値をint型とみなしてしまう。
値の大きさがint型の範囲を超えているため、値が大きすぎるというコンパイルエラーが起こる

        value1 = 10000000000L;

数値の最後にLを記述することにより、コンパイラはこの数値をlong型とみなしてくれるので、コンパイルエラーは起こらない。



<float型>

Javaプログラム内に記述された小数点を持つ数値は、double型とみなされる。
そのため、float型の数値を表す場合は数値の最後に『F』を記述しなくてはならない。

        float value2;           //float型変数value2の宣言

        value2 = 3.14;

この場合、float型で変数宣言を行っていても、コンパイラが数値をdouble型とみなしてしまう。
double型の方が精度が高いので、精度の低いfloat型に値を代入することになる。
そうすると、精度が落ちるためコンパイルエラーが起こる。

        value2 = 3.14F;

数値の最後にFを記述することにより、コンパイラはこの数値をfloat型とみなしてくれるので、コンパイルエラーは起こらない。



<char型>

char型変数に文字を代入する場合、『'』(シングルクォーテーション)で代入したい文字を囲む必要がある。

        char w;                 //char型変数wの宣言

        w = 'R';                //変数wにRを代入


<String型>

String型変数に文字列を代入する場合、『"』(ダブルクォーテーション)で代入したい文字列を囲む必要がある。

        String name;            //String型変数nameの宣言

        name = "PIYOKO";        //変数nameに文字列PIYOKOを代入


<boolean型>

boolean型変数に値を代入する場合、true又はfalseを代入する。0又は1を入れるとコンパイルエラーが起こる。