低温物性研究室 2008年度卒業研究指導内容    <<戻る

1)   研究室名: 低温物性  

2)   指導教員: 後藤貴行、
        大沢明
鈴木栄男(研究指導協力者、理化学研究所)、M2、M1  

3)     卒業研究課題およびその内容:
 いくつかのテーマの中から卒研生自身に選択してもらいます

          A)量子スピン磁性体における乱れによって誘起される秩序化

          C)フラストレーションを含んだ三角格子磁性体における量子相転移

          D)高温超伝導体におけるインコヒーレント構造が誘起するストライプ

          E)有機超伝導体におけるボルテックスの量子融解

          F)量子計算機への応用を目指した混合原子価ルテニウム金属錯体ダイマー

物質を冷やして行くと相転移が起こり、超伝導などの奇妙な状態が次々と現れます。後藤研の研究は低温でおこる未知の相転移と電子状態を探すことです。どうやって探すかというと、NMRとμSRという方法を用いて物質の中の電子スピンの状態を直接観測します。英国ラザフォード研究所、スイスPSI研究所東北大学金属材料研究所など、国内外のよその研究所に出かけて行って共同研究も行います。  

4)   ゼミ(内容、時間/週、テキスト等):

ゼミ(週二回): 量子力学・統計力学の応用である固体物性の基礎を学びます。
    希望者は大学院ゼミ(週一回)にも参加します。

自分の卒研に関係した英語の論文を読んで内容をプレゼンする「雑誌会」、及び
卒研の進展具合を発表する「中間発表会」を随時行います。  

5)   定員:5名 (大学院は4名程度)  

6)   進路に関するコメント等:

大学院への進学を特に歓迎します。

後藤3-335B (内3356), あるいは gotoo-t@sophia.ac.jp に気軽にメールして下さい

大沢3-337 (内3348) , 実験室3-037 (内4117)

   後藤研のウェブサイト http://www.ph.sophia.ac.jp/~goto-ken

(例年の卒研テーマ外国での実験の様子などを見て参考にして下さい)    <<戻る