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John Joseph Puthenkalam, S.J.


イエスのみこころ

●"イエスのみこころ"の信心とは
イエスのみ心に対する信心は中世に始まり、聖マルガリタ・マリ・アラコクがみ心の信
心についての啓示を受けた17世紀にフランスで広まりました。そして1856年に、教皇ピ
オ9世によって全世界で祝うことが定められました。イエスのみ心に表される神の愛を
思い起こすとともに、イエスの無限の愛のしるしであるみ心にをたたえる祭日です。

●"イエスのみこころ心"への献身   Fr. ジョン・ジョセフ・プテンカラム, S.J.
キリストの聖心への信心は キリストの真の弟子として、キリストの呼びかけにこた
え、キリストを知り、愛し、従うことへの献身です。"イエスの聖心"への献身は、初代
教会の教父たちの、イエスのわき腹のみ傷への信心にそのはじまりをうかがい知ること
ができます。このみ傷への信心は、やがて聖心への献身へとみちびかれました。そして
御血と水が流れ出たこの聖なるみ傷から、教会と秘跡が生まれました。御血はご聖体
を、そして水は洗礼を象徴しました。聖エンブローズが「水は私たちを洗い、御血はわ
たしたちをあがなう」と言ったように、これまですべての聖人と神秘家たちが、キリス
トの聖心から多大なるなぐさめと力を得てきました。 
古代から現代に至るまで、聖心への信心は受け継がれています。なかでも現代のイエス
の聖心への信心は、17世紀の聖女マルガリタ・マリア・アラコクによって伝えられまし
た。聖マルガリタ・マリア・アラコクは1647年7月22日、フランスはブルゴーニュ、ロ
ートクールで生まれました。1671年マルガリタ・マリアは、パレルモニアルの聖母訪問
童貞会に入会しました。 敬虔なシスター、マルガリタ・マリア・アラコクは熱心な祈
りと苦行を重ね、神の特別な恵みを受けました。それを通じて、イエスの聖心への奉献
と一致による恵みをわたしたちに伝えてくれました。御聖体の前で祈りをささげていた
シスターマルガリタは、ある日イエズスの御出現を受けたのです。イエズスは言いまし
た。 「わたしの神聖な聖心は、これほどまでに人々への愛に燃えている。このいつく
しみの炎をもはやとどめておくことはできない。この聖心の愛の炎はあなたによって広
められ、明らかにされねばならない。人類を高め、清めの恵みと彼らを破滅から引き上
げるに必要な救いを。わたしはこの偉大な計画のためにあなたを選んだ。」 こうして
彼女は聖心の最愛の弟子となったのです。


●聖マルガリタ・マリア・アラコクのイエスの聖心への献身
"あぁ、わたしたちの主、救い主イエスキリストの聖心よ、あなたにわたしのすべてを
ささげゆだねます。わたしの人格も人生も、わたしのすべての行い、試練、苦しみもす
べてあなたにゆだね、すべてにおいてすべてがあなたへの愛と賛美のうちに。すべてを
あなたにゆだね、すべてあなたへの愛のために行い、あなたを不快にするすべてを捨て
去りたい、これがわたしのただひとつの願い。" 

"あぁ、聖心よ、わたしの愛の唯一の目的である聖心よ、わたしはあなたを受けます。
聖心はわたしの人生の御保護、救いのしるし、わたしの弱さとはかなさの救済、人生の
あがない、死を迎えるときのよりどころ・・・あぁ、愛の心よ、あなたの無限の善なる
もののうちにわたしはすべての信頼をおきます。わたしの中のあなたに反するすべてを
消し去ってください。あなたのけがれなき愛をわたしに深く刻んでください。けっして
あなたを離れ忘れぬように。そしてわたしはあなたにこいねがいます。あなたにつかえ
るしもべの一人として生きかつ死ぬわたしの幸せと栄光、そのすべてであるあなたの心
に、わたしの名前が刻まれますように。アーメン。"  

この聖心の祝日は、謙遜で真摯に聖心を賛美するすべての人にとって、救いと永遠の祝
福の日です。 この神聖な聖心を愛し、すべてにおいて私たち自身を聖心に一致させら
れるようにしましょう。"
キリストに示された神の愛がわたしたちすべてのうちに宿り、神と隣人への愛が豊かに
注がれますように。



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