2003年度 国際政治経済論演習の説明
Music :ANAK(1970年代フィリピン・マルコス戒厳令下ではやっていた歌)
ゼミでのテキスト
1) Chambers, R. (1997), Whose Reality Counts? Putting the first last, ITDG Publishing (チェンバース(野田・白鳥監訳)(2000)、『参加型開発と国際協力:変わるのはわたしたち』明石書店)
→この本を読みながら、最近自分の書いた文章で関係あるなあと思ったもの2つ
@大学のHP上での学生への一言
A2002年度卒論・ゼミ論要旨集に寄稿した『初心』
→ゼミ生用(チェンバース読後に読んで考えて欲しい資料)
@『アジアにおけるコミュニティー・オーガナイズ(住民組織化)運動の流れ』
A『水平交流』
B『貧困者のスペースの拡大 & People’s Process & 外部者の役割 』
2) Stiglitz (2002), Globalization and its Discontents, ALLEN LANE (鈴木訳:『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』徳間書店)
チェンバースのテキストの使いかた
1) 必ずその日の予定の箇所を各自で読んでおくことが前提にして、ゼミの場では内容の
プレゼンテーションを行わず、下記のような全員参加のワークショップ形式を取ります。
2) まず最初の45分〜1時間程度、2つか3つの小グループに分かれて、@本の記述で大切
だと思った点、印象に残った点。Aその箇所を読んで、記載されていることに対し
て、問題・違和感・反感・疑問を感じたところ、の主に2点を分かち合いながら、模造
紙にマジックで記入しながら、ディスカッションを続けて、何らかの形でグループ内
での分かち合いを模造紙にまとめていく。その後45分(または30分)で、それぞれグ
ループで分かち合われたこと、話し合われたことを全体の場で発表するという形をと
ります。
3) この作業をしながら、開発の問題や貧困者について、わたしたちの考え方を深めてい
くことを目的とします。と同時にこのプロセスを通じて、実際にこの本に書いてある
ことを身を持って体験してもらうことを目指します。ということですので、万一読ん
できていなかったら分かち合いに参加できませんので、皆様積極的な参加をよろしく
お願いいたします。
卒論執筆者・ゼミ論執筆者の日程目安
<前期>
・5/22:研究テーマ案の分かち合い及びテーマの調整
・5/30国際関係副専攻卒論登録締切(これ以前にテーマをある程度絞っておかないとこのときでは遅い)
・7月最後のゼミあたりで卒論、ゼミ論、グループ研究の研究テーマ・途中経過についての簡単な報告をしたい。
<後期>
・後期は順に中間発表
・12/10-16卒論提出期間
・1月はじめ:ゼミ論最終報告合宿(去年は1月10,11日)
・1月20日あたりをゼミ論締切(去年は1月25日)