部分構造化

 3次元画像を2次元に構造化する上で、すでに述べた拡張ノード(1つの頂点を複数のノードに割り当てを行う)を用いることにより表現することが可能となる。この2次元構造化処理において、拡張ノードが全ノード数に対し多く出現した場合には、圧縮効率が上がらないことが考えられる。そこで、拡張ノード数と全ノード数の比がしきい値tを超えたときには、2次元平面への対応付けを一旦終え、対応付けが終わっていない頂点の中から新たな初期頂点を選び、頂点番号テーブルを作成する。さらにしきい値tを超えた場合には、新たな初期頂点に対して対応付け処理を繰り返し、全ての頂点を2次元平面へ対応付けする。このときの一連の流れ図を下に示す。



 この処理により構造化されたデータを、これまで述べたように2次元信号圧縮技術により圧縮する。同じ頂点番号を持つ拡張ノードのうち1つを代表ノードとして選び、UV座標上の代表ノードの位置に幾何データと特性データの値を入れることにより、それらを構造化することができる。

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