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タツノオトシゴ

研究テーマ

タツノオトシゴが主要な研究題材

魚類は脊椎動物の半分以上をしめる、多様なグループです。他の生物には見られない様々な特徴をもったグループもいて、進化を研究するうえで興味深い動物群です。

私たちはタツノオトシゴを含むヨウジウオ科魚類に着目しています。ヨウジウオ科のオスは、腹側に育児嚢と呼ばれる子育て器官を持っていて、メスが産んだ卵を、稚魚になるまで育児嚢で保護してから出産します。私たちヒトとは性の役割が逆転しているように見える不思議な生態をしています。

魚類ではヨウジウオ科のオスのみが育児嚢をもっています。ヨウジウオ科魚類内での進化というわずかな時間で、育児嚢という新奇器官ができ、体の表面に卵をくっつけるだけの単純な形態から、タツノオトシゴに見られるような最も発達した袋状の形態にまで多様な進化をとげました。

脊椎動物間では多くの遺伝子が共通に存在しているにも関わらず、なぜ進化の過程で新奇な器官を作り出せたのでしょうか?既存の遺伝子の発現が変化して、新しい器官を作り出したのかもしれません。あるいは、新しい遺伝子が誕生して、新しい器官を作るようになったのかもしれません。私たちは、このどちらもがヨウジウオ科の進化過程で起きたと考えており、育児嚢の発生過程や進化過程を明らかにするために研究を進めています。

お知らせ

2024年2月2日
毎日小学生新聞にタツノオトシゴの記事が掲載されました。
2024年1月20日
中日新聞・朝刊にタツノオトシゴの記事が掲載されました。
2024年1月18日
朝日放送ラジオ「おはようパーソナリティ小縣裕介です」に8時から出演し、タツノオトシゴの紹介をしました。
2024年1月4日
読売新聞・夕刊にタツノオトシゴの記事が掲載されました。
2024年1月2日
毎日新聞にタツノオトシゴの記事が掲載されました。
2024年1月1日
公益社団法人 自動車技術会 関東支部報 高翔81号の特集記事が掲載されました。
2024年1月1日
日経新聞にタツノオトシゴの記事が掲載されました。
2024年1月1日
BUSINESS INSIDERにタツノオトシゴの記事が掲載されました。
それ以前のお知らせ

アクセス

上智大学理工学部物質生命理工学科進化生物学研究室
〒102-8554東京都千代田区紀尾井町7-1
9号館656A(研究室)・9号館656C(実験室)

9号館6階に研究室・実験室があります。フロアマップがタツノオトシゴ型です。

フロアマップ