<紹介文>

 今年度は、「文化政策」に焦点をあてたい。3.11後の日本のあり方を考えるうえで文化の役割が注目されている。文化は、心のよりどころや観光資源として、地域の活性化に、また対外的にはソフトパワーとして外交にも影響を与える。日本において参照されることが多いドイツの文化政策をとおして、文化の役割を考えたい。「文化」は広くとらえ、文化の一環として言語政策にも焦点をあてる。また「政策」は国レベルだけではなくより小さい地域や組織、またより大きい国際機関も念頭におく。

 なお、この演習は、ケルン大学日本学科と協力して進められ、遠隔授業も予定している。 ドイツの事例を考えていくことは、日本の現状や未来を考える視点にもなるにちがいない。(シラバスより)

<ケルン大学日本学科との遠隔授業>

  →上智大学通信(PDF)