徒然物草(2002年1月)
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数学科数学講究(学部4年ゼミ)発表会。
うちのゼミの1期生(1名)も発表した。
内容こそテキストのうちの或る話題の紹介であるが、
プレゼンテーションとしては通常の講究発表レベルでなく、
学会の一般講演レベルを目標に置いた。
予稿を書く見本には去年の予稿集じゃなく学会の予稿集を見せたり。
年末くらいから発表会に向けてかなり絞ったが、
こちらの高めの要求に応えてしっかり取り組んで、
いい発表になったと思う。お疲れさま。こっちもほっとした。
教員の評判としては「年々プレゼンテーションが立派になっている」。
もっとも口演後に質問が来ると中々対応できないのは御愛嬌。
(2002-01-31)
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最後の最後にやりゃぁがったな、栃東。ま、それはともかく。
横綱不在ではあったが、
千代大海・栃東・琴光喜の3人が9日目まで全勝で走って場所の核になり、
低い星の優勝争いにならなかったことで、締まった場所ではあった。
又、武雄山・大善・安美錦・時津海・大碇・小城錦・濱錦・栃栄など、
派手さはないが力の入った相撲で、
幕内前半の相撲内容の良さが印象に残る。
時津風理事長最後の協会挨拶も思いの籠ったもので、
いつもの協会挨拶よりも惹き付けられた。
場内も静まって聴いていた気がする。
最後と言えば副立呼出の栄太呂も今場所限りで定年を迎え、
優勝決定戦は期せずしてアンコールとなった。
良い場所であった。
横綱が万全で戻ってくれば春場所はもっと良い場所になるであろう。
(2002-01-27)
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第6回「数論アルゴリズムとその応用」研究集会(JANT6)
に顔を出す。毎度ながら日頃とちょっと違う視点の話が聴けて新鮮。
(2002-01-26)
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「ぉぃぉぃ、そりゃ反則だろう」てな side-channel attack の話。
「何で負けても負けは負け」。
でも、本当に良い方法は自然にそれにも負けないようになっている、
というようにも聞こえる。
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「代数幾何符号の可視化」、
講演者は(多分謙遜で)「attraction だと思って」と言っていたが、
実際非常に attractive な講演であった。
attractive であることは大変なことである。
我々は attractive な講義が出来ているだろうか。
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数論が暗号などに利用されるようになって最早久しいと言って良いだろうが、
こういう話で問題になるのは「有限の大きさ」で、
普段「高々有限」とか言って済ましている所である。
(ひどい時は「高々可算」なんてことも言うしね。)
そういう所は古典的な数学理論では余り扱っていない所で、
その所為かしばしば純粋数学でないと思われることもあるようだが、
それはそうではなくて、
そういう今まで扱わなかった所まで扱う(扱えなかった所まで扱える)ように、
数学が進んだんだと思う。謂わば「より詳しい数学」。
計算できるってだけでなくて、より少ない手間で計算しようと考える。
それが数学でなくて何であるか。
計算てのは数学の原点である。
その原点を追求することで、逆に応用に直結してくる。
そう見れば面白いことである。
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(書くのは1日遅れたが)試験終了〜!!後は採点と評価とを残すのみ。
その作業をなるべく気分良く終わらせたいが、どうなることやら。(2002-01-26)
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傘の先を後ろに向けて持って手を振って歩いたら周りが危ないだろ。
傘を持って歩く時は先を下にして気持ち前向きに持つ。
それだけのことが何故出来んかな。(2002-01-21)←和がってます、対々和二暗刻白。
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今年度の講義終了〜!!
取り敢えずビール。
でもまだ試験問題作ってな〜い。(2002-01-18)
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物理学科1年次の解析学の講義終了。でもまだ試験問題作ってな〜い。
最後に挨拶をしたら拍手をもらった。実に実に嬉しい。
(2002-01-17)
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ところでリフレッシュって日本語で何だ?再新鮮化?
辞書を引くと「元気回復・気が清々する」などとある。
「回清」なんていいかもね。研究集会へ行って回清してくる。どうよ。
(2002-01-16)
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先日の連休は研究集会で下関へ。
日頃は講義の準備や諸々の用事に追われているが、
出張した時はべったりと数学の話が聴けて、
リフレッシュされると同時に刺激になる。
集会の後の懇親会では下関のふく(当地では「ふぐ」のことを「ふく」と言う)
を堪能した。両方含めて世話人に感謝。
翌日は観光。
壇の浦に臨み日本海を望む火の山にロープウェーで登る。
展望台にはメダル刻印器あり100円望遠鏡ありと実に古典的な観光地である。
壇の浦は流石に潮が速い。対岸も近く河のようである。
潮の変わる時間を下調べしておくのだった。
関門海峡トンネルには人道もあって歩いてくぐれる。
「お散歩好きなら逃せない観光ポイント」という勧めに順ってくぐってみる。
1km弱のトンネルを歩いて門司側に出てみると、こちらでは「ふぐ」である。
外に出るなり「パスポートちゃんと持ってます?」とは同行者の冗談。
(2002-01-16)
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寝正月モード続行中。テレビで競技かるた名人戦を2時間ほど観戦。
何気なく見始めてそのまま放送終了まで釘付けで見てしまった。
1ゲーム1時間弱を通して見たのは初めてだったが、
スピードに勝るという「体」・札の配置など戦術面の「技」・
動揺せず集中力を保つ「心」、
心技体揃って要求される競技は見ていて面白い。
読み上げを待つ時間や空札の時の間と実際に札を取る時の速さとの
「静」と「動」との対比にも引き込まれる。
初心者にも判り易い的確な解説で番組としても良い出来だった。
小倉百人一首は昔7割方覚えたことがあったが、
またちょっと全首暗唱を目指してみようかな。(2002-01-05)
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今年もテレビの前で箱根行って帰ってきたら三ヶ日が終わっていた。
我が母校早稲田は昨春の10位シード落ちの悔しさを跳ね返し、
堂々の3位である。めでたい。
20kmもの長距離を学生が150人も走れば
誰かしらアクシデントがあってもおかしくないと言えばその通りなのだろうが、
残念なのは法政の徳本選手のリタイア。
箱根路で4年続けて満足な走りをするというのは大変なことと再認識。
(2002-01-04)
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何はともあれ明けました。
明けたが最後、誰が何と言おうと、暮れるまでは今年である。
ま、ぐうたらやりましょ。(2002-01-01)
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