徒然物草(2005年9月)
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大相撲九月場所。今場所は出張などがあって取組が余り見られず、
気が付くと、琴欧州が全勝で独走、朝青龍・稀勢の里が2敗で追っている、
という予想もしなかった展開になっていて驚いたが、
そこから琴欧州が硬くなって連敗、これが幕内最高優勝の重みだろうか。
終わってみれば朝青龍が大鵬以来の6連覇を達成。流石の集中力だ。
稀勢の里については新入幕以来一進一退ながら一貫して長い目で見てきたが、
今場所遂に大勝ち、前に出る力が付いてきたようだ。
貴花田(二代目貴乃花)も最年少新入幕以来一進一退だったが、
6場所目にして初日から11連勝の快進撃。
奇しくも稀勢の里も今場所が新入幕以来6場所目。来場所の上位挑戦が楽しみ。
三賞は渋かった。琴欧州は殊勲・敢闘の両賞でいいのではないか。
横綱には敗れたものの二大関を破っているし、
極めて高い星数で優勝を争う活躍は殊勲に値すると評価された例もある。
13勝で優勝決定戦進出は極めて高い星数と言えよう。
横綱に土を付けた普天王・安美錦が共に負越したのは残念で勿体なかった。
十両優勝の豊ノ島は第二検査出身の小兵ながら正攻法の個性派力士で、
北の富士以来の十両全勝優勝は惜しくも成らなかったが、
来場所は幕内復帰で、かなり上まで来ることが期待される。
上位との対戦が見てみたい力士の一人だ。
エストニア出身の新十両の把瑠都も12勝と十両優勝に次ぐ大活躍。
金髪大銀杏かと話題になっているが、
「髪を染めないのが伝統」ということにすれば宜しい。
「大相撲」もその名の通り「メジャーリーグ相撲」の様相を呈してきた。
世界一の強者が土俵で競う、良き哉良き哉。(2005-09-26)
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パリーグで西武が3位確定でプレーオフ進出(2チームが1位同率の場合を除いて)
だそうだが、現時点で負け先行。負越しで優勝の可能性があるってのはどうよ。
大相撲の三賞だって勝越しが必要条件な訳だし、
プレーオフも勝越し条件を課しておくべきだったんじゃないかな。
尤も米大リーグでも負越しでプレーオフ進出の可能性があるようだが、はてさて。
(2005-09-24)
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学会出張で岡山へ。結構蒸し暑かった。
自分の口演は推敲不足の脚本を超高速で喋って時間内に詰め込んだ感じ。
日本語口演だと、それでも何とか形になってしまうのが却って危ない。
今回は数学の講演を聞くよりも、教育・情報系の集まりに参加している方が長かった。
業界全体に問題山積である。空き時間に岡山城・後楽園。
岡山城の天守閣は再建なので、お城型の資料館と言った所。
殿様の駕籠の復元模型に乗れるのは面白かった。
乗ってみないと広さの感覚とか判らんもんね。
先日の兼六園に続き、奇しくも日本三名園を立て続けに訪れることになったが、
水周りが涼やかなのは良いが、花も紅葉も雪もなく、ちょいと時期外れの感。
とは言え回遊式で広々としていて良い。何しろ後楽園一つ分くらいの広さがある。
(2005-09-23)
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大相撲九月場所初日。普天王天晴。(2005-09-11)
二日目。三大関に土。
以前は、夏巡業で実力者が充分に稽古を積んで調整して臨むので、
九月場所は波乱が少ないと言われていたが、
この場所前の夏巡業は僅かに二日間興行で、
その前提が崩れているようだ。(2005-09-12)
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研究集会「代数方程式とガロア群」
から帰ってきた。色々な意味で色々なことがあった出張であった。
台風14号直撃の暴風雨で期間中1日取り止め、翌日に講演延期。
自分の口演は若干準備不足練習不足で反省点があるが、
他に収穫もあり、充実した集会だった。論文書かなきゃ。
軽食堂ガロア。
薩摩料理では芋焼酎、奄美料理では黒糖焼酎。
集会後に指宿に移動、砂蒸し温泉、波打ち際から湯気。
7日間で溜ったメイルが293通、スパムとウィルスとを除くと16通。
比率が酷くなってる。
(2005-09-10)
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「徒然物草特別編・総選挙に寄せて」
更新しました。(2005-09-03)
投票日前の最終更新「投票日に寄せて」。(2005-09-10)
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