徒然物草(2006年2月)
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ここ暫く、夜遅くまで仕事してもどうも片付かないと思ったら、
オリンピックを見てから仕事を始めるからである。
今回は注目が集まっていた日本選手への期待が先走り過ぎて、
競技が始まってから放送局のスタジオは盛り上がりに欠けるが、
お蔭で競技自体が落ち着いて見られて面白い。
日本選手も不振なのではなくて、距離スキーでも善戦しているが、
ここへ来て何と言ってもカーリングである。シビれるねぃ。
前から楽しみにはしていたが、1試合通してみると、
一投毎の狙い・各エンド毎の組み立て・1ゲーム通しての駆け引きと、
見る競技として実に面白い。
こういう比較的馴染みのない競技の場合には、
こういう数少ない機会での解説者の力量が、競技の普及に相当大きく影響しそうだ。
今大会のカーリングの中継の解説は、見所を判り易く説明して、
初心者でも見ながら詳しくなれ、1試合見ると大まかな流れ・狙いが判るようになる、
実に的確な解説である。
もう一つ広まらない競技はその辺を意識して力を入れているだろうか。
数学業界は?(2006-02-20)
カーリング予選最終戦は負けて決勝トーナメント進出ならず。
残念だが、試合は楽しんだ。日本出てなくても、決勝トーナメントも見たいね。
(2006-02-21T05:45)
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修士論文発表会やら大学院入試やら、その他にも年度末の学事行事が目白押しで、
諸々の会議も連日あったが、それがもれなく揉めた。
と言っても、いがみ合いとか勢力争いとかそういう嫌な背景ではなくて、
いろんな状況があって、みんなそれぞれに考えがあって、微妙な判断が割れて、
それぞれ自分の判断が基づいた原則を披瀝して、それを聞いて又考えて、
で言うだけ言って決まらなければ最終的に投票して決めて、
決まったことにはすっきり従う、という実に健全な集団である。
もう一つ健全な所は、
日頃から極力会議は少なく短くという基本的な了解が共有されていることで、
実に職場環境には恵まれているなぁと思うのである。
とにかく話の通じる会議はよろしい。(2006-02-20)
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一般入試出願状況。
数学科は去年の380人から何と5割増しの566人。ここ数年では最高の人数となった。
まぁ去年と一昨年とが少な過ぎだったとも言えるが、
推薦入試の志願者増に続いて、一般入試でもここ2年の減少傾向から回復した。
数学科広報委員としては、オープンキャンパスでの活動や
数学科ウェブサイト
の内容の充実など、宣伝活動には今迄より力を入れた。
特に最近は志願者の多くは、オープンキャンパスに積極的に参加したり、
ウェブサイトから情報を得たりしているので、
或る程度の効果はあったと思うんだが、実の所の理由は良く判らん。
オープンキャンパスでの俺の体験授業が良かったと言いたい所ではあるが。
所謂「ゆとり教育」課程の一期生であり、
そもそも志望動向が大きく変わっていても不思議ではない。
早慶の志願者数が伸び悩んでいる中、上智の志願者数が全学的に増えている
(仏語科の3倍増を始めとして、史学科・独語科・露語科・西語科もほぼ倍増)
のは、新課程と何か関係があるのだろうか。
理工では数学・物理が増えた一方、化学科は大きく減ったが、
これは理科を1科目(化学のみ)から2科目(化学・物理)にした影響だろうから、
原因がはっきりしていて悲観することではなかろう。
併願校も理科2科目という志願者が主に残ったと言えようから、
志願者層が変わっているかも知れない。
「歩留まり率」の変化なども含め、きちんと総括するする必要が、
例年以上に高いと言えそうだ。(2006-02-01)
えっと早慶は締切と最終集計発表が上智より遅いので、
伸び悩んでるのは途中段階でした。
最終的には慶應は全体では上智と同じくらい増えてますね(約1割増)。
理工の第2学門(数学系)が増えてる。
早稲田は現段階で1割ちょっと減で明日最終確定の予定らしい。
最終的に横ばいくらいかな。(2006-02-06)
早稲田は結局ほぼ横ばいのようですな。(2006-02-08)
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