徒然物草(2007年5月)
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大相撲五月場所千秋楽。
結びの「横綱同士」は熱戦ではあったが、朝青龍が本調子ではない感じ。
名実共に横綱同士となる来場所からに大いに期待。
白鵬は堂々の全勝。表彰式中の土俵下インタビューでは、既に横綱の風格が。
土俵入りの型を聞かれて吉葉山の名前が出てきたのには驚いたが、感心した。
そういう話を前からしてたのね。
こういう所で昔の力士の名前が出てくるというのが、伝統競技の良い所。
不知火型が実に似合いそうな横綱である。
今場所は白鵬以外の大関陣も奮起した場所であった。
中でも千代大海が突っ張り切って勝負を決める相撲が何番もあり、
カド番脱出と共に来場所での大関在位歴代最長に花を添える相撲内容であった。
琴光喜が先場所10勝に続き12勝目。来場所は大関昇進が懸かった場所、
千秋楽のこの1勝は星勘定では来場所の1勝と同じ価値がある。
来場所11勝なら確実、今迄の実績
(優勝含め13勝2回、関脇在位通算21場所・連続10場所など)を勘案すれば
10勝でも充分だろう。
出来れば優勝争いをして12勝以上と行きたい所だが、
中途半端に10勝くらいで昇進ということになると、
「大関昇進前3場所で三賞受賞なし」という前代未聞の珍記録になるかも。
まぁ関脇で6場所連続8勝7敗、あわや年間6場所完全8勝7敗か
(前年十一月場所から九月場所まで8勝7敗で、十一月場所のみ9勝6敗)、
という珍記録も既に達成していますが。
そして関脇で長らく足踏みをしている間に、
大関に昇進すれば年六場所制以降の最年長昇進記録とか。
稀勢の里は何か壁に当たっている模様だが、まぁ長い目で見ましょう。
若の里が上位に戻って来る。
新入幕で10勝を挙げた龍皇が敢闘賞をもらえなかったのは実に気の毒。
北桜が幕に返って来られそう。
怪我で十両に下がった把瑠都は、二度目の十両全勝優勝の期待は前半で消えたが、
終わってみれば14勝1敗。一挙に再入幕確実。
来場所は新横綱に加えて大関昇進の話題もあり、盛り上がりそうだ。
(2007-05-27)
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金曜日は早稲田で整数論セミナーがあるので、
本属職場での予定を極力空けてこちらに参加しているのだが、
今週ははしかの影響で中止になり、予定がぽっかり空いてしまった。
そこで同じセミナーに参加している同僚と語らって相撲見物へ。
五月場所13日目。
桝席Cの4人桝に2人入る。込んで来たら相席になることもあるのだが、
実際にはそこまで込むことは滅多にない。
生憎の雨模様でも出足は上々で、平日にも関わらず満員御礼が出ていたが、
相席とまでは行かず、のびのびと観戦。
何はともあれ売店で番付を購入。そこで鬢付け油を売っているのを発見し衝動買い。
相撲情緒を醸し出す重要アイテムな訳だが、
買っては見たものの、さてどうするんだ、これ。
ちゃんこ屋台に舌鼓。一杯200円で結構な量。
しかも、相撲教習所の中に入って教室が見られるというおまけ付き。
こりゃ好評な訳だ。席に戻ってビールと焼き鳥。
実際に相撲場で観戦すると誰がどのくらいの人気か良く判る。
高見盛は勿論のこと、北桜・片山といった辺りも人気。
白鵬が13連勝で事実上の優勝・横綱確定か。早速「横綱!!」と声が掛かる。
結びは朝青龍−魁皇戦。四つに組合って互いに上手が取れない。
どちらが先に上手を取るか、見ている方も力が入る。
細かい攻防の後、魁皇が先に上手。ここで場内から大きな拍手。
みなさん判ってらっしゃる。そしてタイミング良く上手投げで場内大喝采。
までは良いのだが、ここで座布団が乱れ飛ぶのは頂けない。
魁皇が勝っても何の不思議でもない。
その証拠にみんな、魁皇が上手を取った時に拍手したではないか。
こうなれば魁皇充分勝機ありということでしょ。
それでその通り魁皇が勝ったのに座布団を投げると言うのはおかしい。
目の前で何が起こったかも判らないようなまさかの番狂わせの時に、
居ても立ってもいられなくて座布団を投げる、そういうものではないのか。
テレビ中継で座布団が舞ってるのを見て、俺も座布団投げたい、
横綱が負けたら座布団が投げられるぞ、的な期待で、
待ち構えたように座布団を投げるような雰囲気があって、ちょっと興醒め。
勿論、元々は御贔屓筋の旦那が贔屓に力士に羽織を放って、
後で御祝儀を渡して返してもらう、ってな粋な習わしから来てる訳で、
相撲の周りってのは粋でなきゃいけません。せめて御祝儀付けて放りましょうや。
相撲が良かっただけにちょっと後味が悪かった。
打出し後、両国駅近辺の飲み屋で更にビールと焼き鳥。
気分良く酔っ払った。(2007-05-25)
白鵬は今日も勝って14連勝で優勝。天晴。一方、朝青龍は精彩なく4敗目。
しかし千秋楽結びの一番は別である。もはや星勘定は全く関係ないこの一番。
とにかく内容のある相撲を見せてくれ。
思えば、貴ノ花が連続全勝で横綱推挙を決めた場所の最後の一番。
一人横綱の曙は怪我休場明けで本調子ではなく前日まで10勝4敗。
千秋楽結びも一方的な展開になるかと思われたが、
ここで流石は横綱という所を見せて、結果敗れはしたものの、
正に「横綱同士」に相応しい力相撲を見せてくれた。
今でもこの取組が平成一の名勝負だと思っている。
奇しくもこの時と状況が非常に良く似ている。熱戦を期待したい。(2007-05-26)
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こんな仕事に遣わされることになりました。
「理工(医歯薬)系学部・大学 進学ガイダンス」(5/19・於新宿センタービル)。
様子が良く判んないんですが、多分上智大学のブースにいると思うので、
御愛読の高校生・高校の先生方は是非いらして下さいね。(って、いるのか?)
(2007-05-17)
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はしかの流行で全学休講だそうな。(2007-05-11)
小さい頃に予防接種を打っていても罹ることがある、という話なので、
医者に行って聞いてきた。
何でも、昔は予防接種は一回打つと一生効く、言われたが、
実際には徐々に抗体は減るものであって、
昔は自然にウイルスに出会う(曝露する)機会が多かったので、
免疫が弱まり切る前にウイルスに曝露して再び抗体が増えていたので
大丈夫だったのだが、最近はそういう機会が減った為に、
昔の予防接種で出来た抗体がすっかり減ってしまって、
罹ってしまうことがあるそうな。
ただ、実際に罹って出来た免疫はかなり強いので、
昔罹った人がもう一度罹ることはまづなかろう、とのこと。
上智は学生数1万人くらいの規模だが、そこで患者が10人出た、と言ったら、
すぐさま「それは多い」と言われた。
全学休講はあながち過剰反応ではないらしい。
教員が罹って学生に移したら洒落にならんので、念の為に予防接種を受けてきた。
この歳になって母子手帳を引っ張り出すことになろうとは。
何十年か振りに記載項目が増えた。(2007-05-12)
無事に授業再開。(2007-05-21)
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ベイスターズ首位!!(2007-05-03)
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