徒然物草(2009年7月)
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「数学ガール」(結城浩)の続編
「数学ガール/フェルマーの最終定理」と、
コミック版「数学ガール・下」(結城浩・日坂水柯)とを読了。
「数学ガール/フェルマーの最終定理」の方は、
前半は悪くなかったが後半はちょっとどうかな。
話を進めるのに手一杯で、登場人物のもの解りが良くなり過ぎてしまった感じ。
題名での掴みとして「フェルマーの最終定理」と言いたくなるのも解らんではないが、
目標を高く設定し過ぎて、遊べる余地を減らしてしまったんじゃないかな。
時計算(剰余の演算)あたりから入るなら、
フェルマーの小定理から平方剰余の相互律辺りを目標に、
登場人物に色々と遊んでもらった方が楽しかったんじゃないのかなぁ。
コミック版「数学ガール・下」の方は色々な視点から描かれていて面白かった。
いづれにしても是非読んで下さい。では、1・1・2・3。(2009-07-29)
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大相撲七月場所千秋楽。
優勝決定は千秋楽結びまで掛かったものの、白鵬磐石の場所であった。
今年4場所で57勝3敗は、朝青龍の年間84勝6敗を上回るペース。
相撲っぷりに危なげがない。いよいよ白鵬時代か。
朝青龍は前半の下位相手とではまだまだ圧倒するが、
大関陣相手だと互角な感じになってきた。
集中力が切れると急激に精細を欠く。もう一度の奮起を期待。
綱取りと言われた日馬富士は序盤に星を落とし早々に脱落。
まぁ今回はこれで良かったでしょう。次回に期待。
琴欧洲が久々の大奮起で13勝。琴光喜も御当所の声援手拍子を後押しに12勝。
大関陣が優勝争いに絡んでくると面白い。
魁皇・千代大海は相変わらずの8勝止まりながら、朝青龍を破るなど存在感も見せた。
稀勢の里は9勝。二桁に乗せれば先場所の平幕ながらの13勝から合わせて、
来場所に大関の期待も掛かるところだったが、惜しくも足りず。
一横綱三大関に勝って9勝でも三賞候補にも挙がらないのは、
実力が認められ期待が大きい証拠でもある。
立合いを磨いて(張り差しを止めて)来場所の二桁、十一月場所での大関挑戦を期待。
阿覧・豊響の上位初挑戦は壁に跳ね返され再挑戦。豪栄道・栃煌山は期待外れ。
まさか二場所続けて全敗寸前者が出るとは。
把瑠都の11勝は上位陣総当たりでない番付では寧ろ普通で、
三賞候補にも挙がらないのは以下同文。
安美錦の11勝は曲者ぶりを充分に発揮して技能賞。
翔天狼の11勝は充分に敢闘賞に値する。共に良い授賞だ。
出る出る出島が場所中に引退。元大関として取った期間の方が長かったが、
大関陥落後も実力者として力を発揮していた。お疲れさまでした。
すぐ後に元大関になった同部屋の雅山はまだまだ幕内上位で頑張っている。
十両では若の里が14勝で十両優勝。流石に十両では強い。
北桜は残念ながら幕下に逆戻り。(2009-07-26)
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日蝕。しかし生憎の雨空で見られず残念。
東京でも最大蝕分75%くらいと結構欠けている筈だが、
90%くらい欠けないと暗くは感じないそうで、雲越しでは全く判らなかった。
こうなったら2036年まで生きてやる。(2009-07-22)
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