徒然物草(2010年2月)
- 修士論文発表会。今年は3名と少数であったが、
3人とも博士後期課程進学または教員就職しつつ共同研究員として研究継続、
というだけあって、非常に内容も濃く、発表も良質で、
例年になくレベルの高い発表会であった。
人数が少ないこともあり、打上げは落ち着いたお店で雰囲気良く。
(2010-02-23)
- 一段落したようなので、土俵外の角界の話題2題。
- 理事選。劣勢を覆し貴乃花親方が当選。
一門制云々という論評もあるが、歴史的な経緯を鑑みれば、
人的繋がりのある部屋同士が力士育成や運営で協力するという、
本来の一門という繋がりが形骸化して、
理事枠・利権の確保というような面のみになっている所が問題というべきだろう。
一門ごとの小相撲形式で地方巡業を行なうとか、
双葉山の連勝の時に出羽海一門が総出で研究をしたとか、
一門という仕組みの本来をもう一度見直すことが、
相撲を良くしていくのにも繋がるだろう。
それはともかく、光法の安治川親方は思わぬ所で名が売れたね。
- 横綱朝青龍引退。
実に残念。残念ではあるが仕方ない。力士・横綱でなくて他の格闘技でも、
自分の力を武器にするのは一番してはいけないことである。
一連の経緯の中で、
親方・一門・協会の指導力・決断力欠如で事態の収拾が遅れたのは、
残念であり、仕方ないでは済まないことであった。
新理事会とそれを生み出した親方衆とで、
このようなことを繰り返さない相撲界にしてもらいたい。
とにもかくにも、望むことは土俵の充実に尽きる。
すべてはそのためのこと。力の入る取組が見たい。(2010-02-07)
- 数学講究発表会。
今まではうちの研究室では専ら板書口演だったのだが、
今年は計算ネタで数式が長いので、PCプロジェクタ口演に。
何でもプロジェクタでやれば情報化とか言うんじゃなくて、
内容に合わせてメディアを適切に選ぶのがリテラシだよな。
プロジェクタ口演用のTeXファイルの雛形は自分で普段使ってる自己流のものだが、
使いこなしてくれた模様。
板書口演で行なってきた例年は
時間内に収めるために内容を絞り込むのが大変だったが、
プロジェクタ口演だと8分間でも結構話せるもんだ。
内容もそれぞれ自分で問題を選んで色々計算して得た結果の発表で、
学部4年生の卒業研究としては充分でしょう。
どうしてもテキストセミナーが11月くらいまで掛かるので、
問題に取組む期間が1ヶ月くらいしか取れないのが残念。
テキストセミナーを早めに切り上げて、
問題に取組み始めてから必要になった事柄を調べていく、という方が良いのかなぁ。
とにかくうちのゼミの発表は上々であったと自画自賛してしまおう。
打上げも大いに盛上がり、良き哉良き哉。(2010-02-02)
[最新の徒然物草
|書き物の目次
|日本語版玄関ページ
]