徒然物草(2010年7月)
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大相撲七月場所千秋楽。異例づくめの場所も何とか終わった。
NHKの生中継は中止しなくてもよかったんじゃないかなぁ。
刑務所で見せさえしなければ。(2010-07-25)
- 横綱白鵬が15日制で初の3場所連続全勝優勝。連勝記録は47連勝まで伸びた。
危ない相撲もあるにはあったが、結局は勝つ、という感じ。強い。
表彰式で涙ぐんでいたのが印象的であった。
自分の相撲だけでなく、力士の代表として発言にも色々と考えたろうが、
率直に言うべきことを言ったのは良かったんじゃないだろうか。
- 琴光喜の解雇で4人となった大関陣。魁皇が怪我で途中休場とは残念。
残った3大関も特に見るべきところ無し。
- 三役陣は全員負け越し。
稀勢の里は白鵬にもう少しの所まで迫って実に惜しかったが、
その敗戦の悔しさが尾を引いたのか、それ以降は振るわず。
新小結の栃の心は負け越したが、阿覧との対戦の、
がっぷり組んでの引付け合い吊り合いは見応えがあった。
- その阿覧は11番勝っての敢闘賞で、来場所の新関脇が濃厚。
鶴竜も11勝での技能賞で三役復帰の可能性が高い。
豊真将も初日からの10連勝を含む11勝で敢闘賞、
さすがに幕内下位では星が伸びる。来場所の上位での相撲が楽しみ。
新入幕の臥牙丸は幕内では早さ負けして体を活かしきれていないようだ。
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杉並区立科学館
に
"HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-"
を観に行く。
小学生の頃に理科教室で行って以来(当時は科学教育センターと呼んでいた)
なので30年振りくらい。その時は実験室でフナの解剖をやったんだが、
そゆのは苦手だったので他の班員に任せて見てるだけだった。
今回入るプラネタリウムも別の機会に観に行ったことがあったかも。
さて、定員140名・申込不要ということだったが、或る程度は混むだろうと、
念の為に40分位前に行ったら、既に行列の先頭が見えない状態。おいおい。
その後も続々と人が集まり、開場10分前位に定員を遥かに超えて、
予定の上映の後にもう1回追加上映が決定。流石の人気。
施設の性格から親子連れも多いが、老若男女幅広い客層。
内容ははやぶさ紹介のCG映画。まぁ既に知ってることだが、
プラネタリウム上映用のフルドーム映像なので迫力は充分。
はやぶさが撮ったイトカワの映像を基に作った、
空中でイトカワがぐるぐる回る映像はアニメーションならではで臨場感抜群。
一般向けの映画としては、
イオンエンジン・地球スイングバイなど技術的な説明もしっかり。
リアクションホイール(弾み車)の1軸故障と2軸故障との深刻さの違い
(空間回転群O(3)が2parameterだってことですが)について、
もう少し説明があるともっと良かったかな。まぁ時間の制約もあるけど。
ナレーションが少し感傷的な印象を与える所もあったが、全体として満足。
製作が帰還前なので、地球帰還の場面は希望的予想であったが、
実際に帰ってきた時に非常に近い映像だったのは、
それだけ予定通りにちゃんと帰ってきたということで感慨深い。
放映終了後に帰還後のことについて補足解説あり。
これまででももう充分過ぎるのだけれど、
ここまで来たらイトカワのかけらが一粒でも入っててもらいたいよね。
(2010-07-17)
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