徒然物草(2011年6月)
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大相撲七月場所番付発表。本場所は二ヶ月ぶりだが、番付発表は半年ぶり。
負越し昇進もあり、十両は半数が昇進力士という異例の番付だが、
このチャンスをもらった若手の活きの良い相撲に期待しよう。
(もっとも、三月場所の前相撲での新序出世力士が五月場所で序の口に入るので、
押し上げられる形で序の口から序二段に負越し昇進という例は、
以前から良くあることではある。)
先場所小結で12番の鶴竜は無事に関脇に昇進し、関脇が3人に。良かった。
これを機に、昇進に値する成績を挙げた力士(技量を認められるべき力士)
がいる場合には、3人目・4人目の関脇・小結(以前で言う張出)にする、
という柔軟な運用を復活させてもらいたい。
(2011-06-27)
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急激に暑くなってきた。
節電通達が来ているので、数学教室のサーバ室の冷房も控えめにしていて、
数日は外も涼しかったので問題なかったが、6/22は暑かったからかルータが不調に。
冷房を効かせて稼働させると取り敢えず今の所は動いているようで、
ほっと一息だが、ルータそのものも古い機械だし、
以前よりネットワーク内の規模も縮小しているので、
機材を入れ換えて接続を見直すと、
外せる機器が出来て節電にもなるし、構成が簡潔になって管理も楽になりそう。
新しいルータの購入を検討しよう。(2011-06-23)
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上野の東京国立博物館で開催中の
特別展「写楽−役者は揃った」
を観に行く。
会期内に行けそうな最後の平日を選んだが、それでも流石に結構な人出。
今回現物を見て確認したいと思っていたことだが、
黒雲母(くろきら)の背景は角度によっては今でも輝いて見える。
女形の衣装の襟に白雲母が使ってあるものもあって、
重なった他の白い襟とは違って、角度によってはそれだけ輝いて見え、
これは写真・図録ではなかなか判らない。
解説によれば、絵の具の多くは植物系の染料なので、
当時よりは色が随分褪せてしまっている、とのこと。
世に出た当時はどれだけ鮮やかでどれだけもてはやされたことか。
また、当時の他の絵師が描いた同じ役者の絵を並べて展示してあり、
役者絵がそれぞれの役者の特徴を捉えたものであることや、
その中でのそれぞれの絵師の違いなどが見えて、興味深い展示であった。
上智大学は
キャンパスメンバーズ
の会員になっているので、通常展(総合文化展)は無料で見られるのだが、
特別展は学生が割引になるだけで、教員は割引にならないのであった。ちょっと残念。
そういえば先月の教授会で、キャンパスメンバーズ制度の利用状況の報告があったが、
ざっと計算した限り、現状では会費と割引分とがほぼトントンという程度。
学生諸君、もっと積極的に利用しよう。(2011-06-08)
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