徒然物草(2012年3月)
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卒業式。情報理工学科第一期生を何とか送り出すことが出来た。
ただ、定員40名だった数学科の頃と違って、
定員120名(初年度は150人くらい入学した)の大きな学科になってしまったため、
殆どの学生の顔と名前とが一致しないどころか、
顔も名前も分からない状態で卒業してしまうのが寂しい。
(2012-03-26)
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日本数学会年会
サテライトの
「数学ソフトウェアとフリードキュメント/14」
に行ってきた。
数学ソフトウェア以外で、
UTAUの作者・飴屋/菖蒲さん直々の講演
「UTAUの基本的アルゴリズムと開発経緯」
が興味深かった。
2ヶ月ほど前からボカロ曲を聴き始めた所で(UTAUはボカロではないけれど)、
丁度俺得なタイミング。(2012-03-25)
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大相撲三月場所千秋楽。
今場所は取組を余り見られなかったので短めに。
(2012-03-25)
- 横綱白鵬が2敗を喫するも決定戦の末に逆転優勝で、
貴乃花に並ぶ22回目の優勝。
流石の第一人者だが、2敗の相手が稀勢の里・鶴竜という辺り、
これが単なる番狂わせではなくて、他の力士も差を詰めてきているということで、
今後が面白い。
- 横綱推挙を目指した把瑠都は終盤大失速で10勝止まり。
2敗した後で集中力が切れたか。この辺りが横綱の重さだろう。
日馬富士の11番はまあまあ。
稀勢の里は先場所の琴奨菊に続いて大関2場所目のジンクスか。
次第に立ち直って優勝決定戦出場の両力士を破るなど存在感を見せただけに、
序盤の取りこぼしが残念。まぁ来場所には期待できるか。
琴奨菊は期待外れ。琴欧洲はもはや予想通りという気すらする。
- 鶴竜は12勝でも大関昇進に充分と思っていたが、
13勝で優勝決定戦進出と堂々の大関昇進。
千秋楽は初優勝の重みに潰されたか、惜しかった。
これで初の6大関だが、横綱大関で7人と考えれば前例はある。
6人の中で誰が横綱に近付くか。把瑠都・稀勢の里・鶴竜というあたりか。
- 新入幕の勢は残念ながら負越しだったが、
来場所は十両から千代大龍が上がってくる。
幕内の立合いに馴れて攻める相撲が身に着けば、
上位に上がってくるだろう。
そして早大出身の皇風が十両優勝で、どうやら来場所は入幕しそう。
こちらも期待したい。
「白鵬はピークを過ぎた」と発言した横綱審議委員がいたようで、
まぁそりゃそうなんだけど、ピークが年間86勝・63連勝ですからね。
一度でも年間80勝・30連勝でもしたら大横綱ですよ。
星を落とすのは他の力士が力を付けてきたことも大きいし、
ピークを過ぎてもまだ一番強いのは間違いない。
発言の意図によっては横綱審議委員としての見識を疑う。(2012-03-28)
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今年1月7日に逝去された和田秀男先生を偲び、「和田秀男さんを偲ぶ会」を開催。
180人を超える御参加を得て大盛会に。改めて故人の御人徳が解る。
発起人の一人として準備に関わり、少しでも恩返しになったかと。
二次会は和田先生の行きつけだったカラオケスナックで、
いつも歌っていらした曲をみんなで順に歌う。
今にもにこやかに現れそうな雰囲気。合掌。
(2012-03-17)
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情報理工学科の他の研究室の卒研生に詰将棋作家がいて、
卒研で「攻方完全限定豆腐煙の最長手数は51手」という研究成果を挙げた。
卒研発表会では自分の研究室の発表と時間が重なってしまい、
残念ながら聴けなかったので、また別の将棋好きの卒研生の企画で、
特別講演と将棋の会を開いてもらった。
色々な条件作を中心に活発に創作活動をしていて、卒研もその一環と言える。
詰将棋創作でのコンピュータ利用の現状なども含めて実に興味深い講演。
その後で、折角の機会なので、
昔(高校から大学生時代)に作っていた詰将棋ノートを持ち出して、
幾つかの作品を批評していただく。
一見しただけで、作意・変化は勿論のこと、
改良のアイデアなどが次々と示される。プロは違うなぁ。
余詰めを発見されたものもあったが、
中には或る程度良い評価をして頂いた作品もあって嬉しかった。
飲み屋に移しても、将棋や詰将棋に関するマニアックな話で大いに盛り上がり、
実に楽しかった。講演者・企画者に感謝。
(2012-03-08)
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下関数論小研究集会@東亜大学(3/3)。
修論指導で綺麗な結果が出たら、連名講演にして半分くらい喋ってもらおう、
と思っていたが、そこまでは行かなかった感じなので、
責任とって自分で「中々うまく行きませんでした」という話として講演。
広くアナウンスはされているが半ば内輪の集会なので、
ちょっと甘えて、結果になる前のこういう話も良かろう。
懇親会は「ふく」、おいしゅうございました。
翌日は帰りの新幹線まで観光。鉄道で関門トンネルをくぐって門司港へ、
九州は30分ほどの滞在で、船で関門海峡を航って下関唐戸に戻る。
赤間神宮に詣でたら
丁度もうすぐ平家雛流し神事が始まる所。
式殿内での神事・巫女さんの神楽舞の奉納を見物。
全然知らなかったんだけど良いものが見られました。
まめに御参りに行く心掛けのお蔭ですね。
その後、唐戸市場で寿司とふく汁。
帰りは九州新幹線直通の「さくら」にも乗れたし、充実の出張であった。
(2012-03-04)
折しも今日は巫女の日であった。(2012-03-05)
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