国際コミュニケーション論T2009
本文へジャンプ 2009 年6月10日 
お知らせ
  • 4月15日授業開始
  • 4月21日授業頁up
  • 5月20日補file up



授業概要

 本講義はマス・メディアを介した国際間の情報流通の諸問題を手がかりにして、国際間のコミュニケーションの諸問題を考える。異なる政治経済体制国々、歴史や文化を異にする国々のなかで南北問題や開発問題など、さまざまな局面にみられる国際間のコミュニケーションの問題を扱う。そのなかで、国際間のコミュニケーションのあり方、マス・メディアのあり方、マス・メディアへの接し方を学ぶ場とする。オリエンテーション後はまず、グローバリゼーションの歴史的側面をおさえ、国連やユネスコで論じられた「新世界情報コミュニケーション秩序」をめぐる論争をとりあげる。続いて20世紀後半から進展速度がはやまったメディアの技術革新がハード、ソフト面で国際間のコミュニケーションにどのような影響を与えているか考えるために、いくつかのケーススタディを講義する。

テキスト参考文献

武市英雄・原寿雄責任編集『グローバル社会とメディア』(ミネルヴァ書房、2003年、3,500円)
H.H.フレデリック、武市英雄ほか(訳)『グローバル・コミュニケーション』(松柏社、1996、2,700円)は必読書

授業の進め方

テキスト、参考書をきちんと読んでいることを前提に、講義形式で進める。クイズやインターネットを使ったリアクション、ビデオ映像、新聞記事などから、多面的にアクセスする。毎回、授業頁確認のこと

 
第1回 4月15日 オリエンテーション講義の概要:コミュニケーションとマス・コミュニケーション
第2回 4月22日 グローバリゼーションへの道
第3回 4月29日 グローバリゼーションとメディア(1)〜(3)
第4回 5月13日 同上
第5回 5月20日 新世界情報コミュニケーション秩序(NWICO)論争
第6回 5月27日 同 (2)  国際間のニュースフロー研究の流れ
第7回 6月3日 ナショナリズムとメディア(第2章)
第8回 6月10日 メガ・メディア、ギガメディアの登場:冷戦崩壊と国境を越えるテレビ
第9回 6月17日 イラク戦争とメディア:テレビは何を伝えたか 日本TV(2003/05/12)
第10回
第11回 グローバル化時代の情報格差(8章):グローバリズムの進展とギガ・メディア
第12回 グローバル化時代の情報格差(8章):ニュースはつくられる
第13回 文化摩擦、情報格差とメディア(1) 6章
第14回 総 括