徒然物草(2009年5月)
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大相撲五月場所千秋楽。
白鵬の連勝が千秋楽まで続けば、
勝つと朝青龍の35連勝に並ぶという所で千秋楽結びの朝青龍戦、
という訳で期待していたが、その前日に琴欧洲に止められるとは意外であった。
このような連勝が止まるのは大抵前半で下位力士相手の番狂わせとしたもの
(例外は千代の富士の53連勝で千秋楽結びの横綱同士の対戦で大乃国が止めた
昭和最後の一番)だが、
流石に十分になれば横綱と渡り合う力はあるということか。
そのお蔭で、1敗か下がっても2敗という高い星ながら、
白鵬(43/96)・朝青龍(7/96)の両横綱に大関日馬富士(43/96)、
更に稀勢の里(1/32)にも優勝の可能性があるという、
最近になく面白い終盤の優勝争いであった。
結果は1敗での優勝決定戦で、白鵬を破り日馬富士の初優勝。
千秋楽本割の琴欧洲戦の首投げは捨て身なれど鮮やか、
(解説の北の富士さんも言っていたが)
相撲好きなら誰しも栃錦−大内山と言いたくなる、
首投げ史上に並び立つ首投げであった。
大関昇進後はやや精細を欠いていたが完全復活であっぱれ。
但し、
琴欧洲初優勝の時も書いたが、
これで直ちに来場所は綱取りか、というのは安直過ぎる。
琴欧洲は白鵬の連勝を止めて存在感を見せたが、他の大関陣は論評に値しない。
終盤の魁皇・琴光喜・千代大海辺りの大関同士の対戦を飛ばして、
稀勢の里・阿覧・琴奨菊あたりとの対戦を組んだらどうだったか。
大関を狙うなら自力で1枠空けろ、と。
その一方で大関争いは相変わらずの一進一退で、
把瑠都・豪栄道・栃煌山が失速して、
代わりに鶴竜が新小結で勝越して技能賞の活躍、稀勢の里・琴奨菊が復活してきた。
上位陣との対戦が殆どないとは言え、稀勢の里の13勝は素晴らしい。
相撲内容も良く、大いに自信になっただろうし、
優勝決定戦の可能性を支度部屋で待つなんてのも経験になったろう。
来場所の再関脇が濃厚で、ここで10番勝てば2場所で23番、
今場所が平幕なのを(2番くらい)割り引いても、
秋場所あたりに大関昇進が掛かることも充分考えられる。
豊真将は真面目に土俵を務めながらの連敗だっただけに、
千秋楽で全敗を免れた一番には大声援が飛んだ。
平成の猛牛・豊響の復活の11勝も書いておきたい。上位で見たい力士だ。
西幕下筆頭の北桜は入れ替え戦のような千秋楽の一番に負けて4勝3敗に留まったが、
西7枚目の6勝1敗よりは強そうだということで、再十両濃厚と書いておこうか。
とにかく番付編成会議を待たなければならない。
東関親方が定年を迎えて退職。
歴史を作り、記憶にも記録にも残り、親方としても横綱曙を育てた。
お疲れさまでした。(2008-05-24)
北桜、歴代2位の高齢再十両。あの人気力士が帰ってきた。
存分に塩を撒いておくれ。(2008-05-27)
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第2次快進撃が始まったかと思ったら、交流戦を前にして遂に大矢監督無期限休養。
完投監督最多敗戦への挑戦は露と消えました。
こんなことなら
自分で辞任会見をして新監督選挙をして自分は監督代行に収まれば良かったのに。
まぁとにかくオバQ代行に期待。
去年と違って今年は投手はまあまあで課題は打線なので、丁度良い人事かもしれん。
(2008-05-18)
2戦目で初勝利。
相変わらずソロホームランでの得点が殆どなのが心配だが、まずはめでたい。
(2008-05-20)
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大相撲五月場所初日。両横綱がそれぞれ「らしい」勝ち方で白星。
新関脇の豪栄道が琴欧洲を破る。この調子で関脇が元気だと面白い。
山本山は入幕3場所目になるが、
山本山はまだ懸賞を懸けていない模様。何をやっておるのか。
代わりにって訳ではなかろうが、永谷園から2本。相手にお茶漬けを贈る、か。
今場所も大相撲を支える永谷園。
今日のNHKの大相撲放送は、横綱の土俵入りのせり上がりの所で、
顔のアップに寄らずに全身を映していた。この方が断然良いね。
(2009-05-10)
千代大海7敗目。崖の上の千代。7敗のままで魁皇戦ってのは見たくないなぁ。
(2008-05-21)
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藤沢秀行名誉棋聖逝去。これからは囲碁の神様と対局三昧でしょう。合掌。
(2009-05-09)
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早稲田整数論セミナー
(通称:金曜セミナー)で久々に話す。
セミナーのウェブサイトによると5年ぶり9回目のようだ。
「笑っていいとも!」だったら、タモリに
「え、5年ぶり?そんなになるかねぇ」
とか言われながら紹介されちゃうレベルですな。
早い所10回目が出来るようにしよう。
プロジェクタ無しで90分べったり板書口演というのが実は久し振りだったり。
板書原稿の準備が良くなくてノートが取り難かったかもしれない。反省。
今回話すことにしたお蔭で、大型連休中も余りだらけずに、
数学モードにもなれてプレプリントもほぼ出来たので良かったかな。
早く書き上げないと。
結果の中身も遅々としてやっとここまで、という感じだが、
意外性がある所もあって、評価してもらえて何より。
口演の機会を与えて下さった世話人の方に感謝します(棒読みではない)。
「飲み会も含めてセミナー」ということで終了後はビール。
2次会は院生の人達と歌。今年の個人的課題曲「アジアの海賊」とか林檎ネコとか。
若い人達はアニソンなどが多い。と言っても余り最近のではなくて、
「\frac{1}{2}」
→「((\frac{1}{3})^純)^感」コンボとか、
多少古めだったので何とか付いていけました。
(2009-05-08)
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