研究
著書
単著
- 『書物の環境論』弘文堂,2012.7
- 『書棚と平台―出版流通というメディア』弘文堂, 2009.8(第31回日本出版学会奨励賞)
第三刷補記および初刷正誤表
共著
- 「本とコンピュータ再考 書物とアーカイブのための覚書」難波功士・野上元・周東美材編『吉見俊哉論 社会学とメディア論の可能性』人文書院,2023.5
- 「図書館界と出版業界のあいだ」柳与志夫・田村俊作編『公共図書館の冒険―未来につながるヒストリー』みすず書房,2018
- 「Googleの世界」「電子書籍」西垣通・伊藤守編『よくわかる社会情報学』ミネルヴァ書房,2015
- 「『るきさん』から『黄色い本へ』」『次の本へ』苦楽堂,2014
- 「集団的機構としての雑誌」吉見俊哉編『文化社会学の条件―20世紀日本の知識人と大衆』日本図書センター、2014(吉見俊哉監修『文化社会学基本文献集Ⅲ』別巻1 日本図書センター,2014の別版)
- 「技術としての書物―紙の本vs電子本への古くて新しい回答」飯田豊編『メディア技術史――デジタル社会の系譜と行方』北樹出版,2013
- 「国定教科書特約販売所としての地方書肆―書簡・通達文書から」和田敦彦編『国定教科書はいかに売られたか―近代出版流通の形成』ひつじ書房, 2011
- 「誰もすべての本を知らない」池澤夏樹編『本は、これから』岩波新書, 2010
- 「グーグル問題とは何か」長尾真・遠藤薫・吉見俊哉編『書物と映像の未来―グーグル化する世界の知の課題とは』岩波書店,2010
- 「取次の産業構造」日本出版学会編『白書出版産業』文化通信社,2009
編・解説・監修
- 監訳『オックスフォード 出版の事典』丸善出版,2023-1
- 監修・解題『出版流通メディア資料集成(六)書籍雑誌業団体誌編2 地域で本を商う』金沢文圃閣,2022
- 解説・矢口進也『漱石全集物語』岩波現代文庫,2016-11
- 解説・監修『東京堂月報』東京堂出版,2015-
- 解説・監修『新刊図書雑誌月報 復刻版』東京堂出版,2013-14
- 解題・編『出版流通メディア資料集成(二)戦時日本出版配給機関誌編』金沢文圃閣,2013
- 解題・編『出版流通メディア資料集成―書籍雑誌業団体史編』金沢文圃閣, 2010
- 資料解題(部分)慶應義塾大学図書館改造社資料刊行委員会編『山本実彦旧蔵 慶應義塾大学図書館所蔵 改造社出版関係資料』雄松堂, 2010
事典
- 日本図書館情報学会編『図書館情報学事典』丸善出版 2023/7
近代日本の出版制度
- 落合教幸・阪本博志・藤井淑禎・渡辺憲司編編『江戸川乱歩大事典』勉誠出版、2021
三人書房、貸本、円本
- 武田徹・藤田真文・山田健太編『現代ジャーナリズム事典』三省堂、2014
委託制度、買切、出版、書店
- 大澤真幸・吉見俊哉・鷲田清一編『現代社会学事典』弘文堂、2012
活字文化、雑誌、タウン誌、女性誌、再販制度、出版資本主義、デジタル/アナログ、メディア・ミックス、思想の科学、同人誌
翻訳
- ジェイコブ・ルイス「忘れられた消費者」ヒュ・マクガイア&ブライアン・オレアリ編『マニフェスト 本の未来』ボイジャー, 2013
論文・雑誌記事・書評
論文
- 「書店と図書館の現在地―地域から創造する知識基盤に向けて」『図書館雑誌』 第118巻第2号、2024/3
- 「箕輪成男と〈価値フリー〉の出版学 『歴史としての出版』」(特集=メディア史研究再訪①)『メディア史研究』50号、2021/9
- 「コロナ禍の(出版)が示す新たな地図 」(特集 パンデミックをめぐるメディアと社会 : その可能性と困難)『 マス・コミュニケーション研究』 (98) 2021年
- 「平成の出版流通―変容と転換の30年」『専門図書館』296号, 2019/7
- 「事例報告 知る、使う、つくる――学部授業におけるデジタルアーカイブの実践的理解」デジタルアーカイブ学会誌Vol.2,No.3
- 「デジタルネイティブと出版・メディア教育」『出版研究』47号,2017.3
- 「出版資料としての布川文庫」『参考書誌研究』第78号,2016/12
- 「『読者』はどこにいるのか―出版業界の最新の動向から」『図書館雑誌』第109巻第2号,2015/2PDF
- 「大学図書館とデジタル時代の創造力」『大学時報』354号,2014/1LINK
- 「書店をめぐる現在」『情報の科学と技術』63巻8号,2013/8PDF
- 「戦時期東アジアにおける書物コントロールの諸相――満洲書籍配給株式会社設立に関する考察」『コミュニケーション研究』43号,2012/3LINK
- 「書棚と平台-近代日本における購書空間の形成」『マスコミュニケーション研究』73号,2008/7 査読あり(第4回日本マス・コミュニケーション学会優秀論文賞)PDF
- 「赤本の近代-その流通変容と日本の出版市場形成」『出版研究』38号,2008/3 査読あり
雑誌記事・書評など
- 「NPO本の学校10周年:横断的な読書環境の実現に向けて」カレントアウェアネス-E 2574 No.451 2023.02.02
- 「しぶとく柔軟なアーカイブー出版システムの多様な流通と継承」『大学出版』132号(特集 学術書を読み継ぐ〉2022/11
- 書評 ジャン=イヴ・モリエ著『ブックセラーの歴史』週刊読書人3440号,2022/5/20.
- 「『テレビなんて知らない』―メディアの 近過去を探しに」びぶろす (91) 3-6 2021/8
- 「しおじりの日常に本の記憶を」『「本の寺子屋」新時代へ』信州しおじり本の寺子屋研究会, 2021/7
- 書評 柳与志夫著『デジタルアーカイブの理論と政策――デジタル文化資源の活用に向けて』デジタルアーカイブ学会誌 4(3) 2020/5
- 「経験としての読書」三田評論, 2020/5
- 「出版研究とアーカイブ」DAPCON Newsletter,No.09 デジタルアーカイブ推進コンソーシアム, 2019/7/1
- 「誰のための書店」ユリイカ,2019年6月臨時増刊号 2019/6/1
- 「出版この一年」東京新聞 2018/12/9
- 「本の学校の試み―知の地域づくりと出版の未来へ」『地域開発』656号,2018/8
- 書評猪谷千春著『町の未来をこの手でつくる 紫波町オガールプロジェクト』週刊読書人3166号.2016/11.
- 「知り、考え、パースペクティブを持つこと――大学における出版教育の意味と展望」『大学出版』107号,2016/8.LINK
- 書評 ジョン・ポールフリー著『ネット時代の図書館戦略』/細野公男・長塚隆著『デジタル環境と図書館の未来』週刊読書人3143号.2016/6.
- コラム「明治期の本と流通」京極夏彦『書楼弔堂』(集英社)特設サイト,2013/11LINK
- 書評『複眼凝視』週刊読書人.2013/9/27
- 書評『文庫はなぜ読まれるのか―文庫の歴史と現在そして近未来』週刊読書人,2012/12/7
- 書評「『本を生み出す力』を読む―学術出版を論じるアイデンティティ」『大学出版』88号,2011/11LINK
- 「日常は本棚に宿る」『図書』753号,2011/11
- 「ドイツ出版リポート」『新文化』2011/10
- 「雑誌をめぐる座談会 探して、見つけて、また探す」国立国会図書館月報599号,2011/2LINK
- 「出版この一年」東京新聞2010年12月12日朝刊
- 「公刊された『改造社出版関係資料』について」『出版クラブだより』第546号,2010/7
- 「流通プラットフォーム元年としての電子書籍元年」『文化通信』第3880号,2010/5
- 書評「紙の本が亡びるとき?」東京新聞2010年2月2日朝刊
- 「取次の近代と出版流通の未来」『大学出版』No.80大学出版部協会,2009/11LINK
- 「出版流通の見えないダイナミズム」『ウェブマガジン・航』ボイジャー(初出『いける本、いけない本』第9号,2008/12 BinB『本は、ひろがる』再収)LINK
- 書評『知のデジタルシフト』紀伊國屋書店ウェブサイト「書評空間」,2007/5LINK
学会発表・講演・シンポジウム
学会・研究会報告
- 2016/11 「デジタルネイティブと出版・メディア教育」(Publishing and Media Studyfor Digital Natives),
The 17th International Publication Seminar, 黄海飯店,Qingdao
- 2016/10 「近現代日本における購書空間の意味と変容」「特集〈流通する書物〉の近代 ―変動期に於けるネットワーク形成と文化」日本近代文学会秋季大会:福岡大学
- 2014/2 「知り、考え、パースペクティブをもつこと」日本出版学会出版教育研究部会:日本大学
- 2013/5 「日配機関誌を読む―出版新体制における流通施策の実相」出版法制史研究会: 大妻女子大学
- 2011/3 “Aspects of Controlled Book Distribution in Asia: On the Creation of Manpai (Manchuria Book Distribution Company) “, Association for Asian Studies, Annual Meeting: Hawaii Convention Center(査読あり)
- 2010/5 “A Study of Bookshelves in Modern Japan”, Tsinghua Week at Todai, Media and Knowledge in the 21st century Digital Asia: 東京大学
- 2010/1 「Google booksをめぐる問題(論点レビュー)」日本学術会議シンポジウム「世界のグーグル化とメディア文化財の公共的保全・活用」:日本学術会議
- 2009/11 「書棚と平台-出版流通というメディア」メディア学フロンティア・芽の会:東京大学
- 2009/11 「日本における出版流通の形成――購書空間、取次とは何か」日本出版学会出版経営研究部会:日本大学
- 2009/10 「出版研究における流通からのアプローチ:『書棚と平台』をめぐって」日本出版学会関西部会:関西学院大学
- 2009/07 「戦後雑誌としての『思想の科学』」パネルセッション『思想の科学再考』.Inter Asia Cultural Typhoon in Tokyo:東京外国語大学
- 2009/2 「改造社配本資料にみる昭和戦前・戦中期の出版流通」改造社を中心とする20世紀日本のジャーナリズムと知的言説をめぐる総合的研究.第10回研究会:慶應義塾大学
- 2008/3 “A Study of Akahon in the Modern Era”, Japanese Material Workshop, Yale University.
- 2007/11 「社会の中の出版流通と公共性について考える――出版流通は〈失敗〉したのか」日本出版学会流通研究部会:八木書店会議室
- 2007/10 「近代日本における〈書店〉の構築」日本マス・コミュニケーション学会秋季研究発表会:日本大学三崎町キャンパス (査読あり)
- 2007/9 「近代購書空間における書棚」日本出版学会歴史部会:日本エディタースクール 会議室
- 2007/5 「赤本の近代と購書空間の変容」日本出版学会春季研究発表会:大正大学
講演・シンポジウムなど
- 2018/11 公開セミナー(Sophia Research Week):映像アーカイブ活用と新たな展開「「過去と現在をつなぐリテラシー『デジタルアーカイブ論』の実践と課題」:上智大学
- 2017/12 日本出版学会秋季研究発表会シンポジウム「出版史研究の資料と方法」コーディネーター:中京大学
- 2017/11 公開セミナー(Sophia Research Week):大学における映像アーカイブ活用と新たな展開「知る、使う、つくるーテレビ番組のメタ・データ作成授業による実践的理解」:上智大学
- 2017/5 日本出版学会春季研究発表会ワークショップ「出版創業・独立史データベース(仮)の共同製作に向けて」日本大学法学部
- 2016/11 出版稲門会特別講演「出版業界から少々離れて」:大隈会館
- 2016/9 本の学校出版産業シンポジウム2016in東京「町の本屋は地元で支える―留萌ブックセンターBY三省堂書店の五年間」コーディネーター:東京ビックサイト
- 2016/8 第77回私立大学図書館協会研究大会記念講演 購書空間の変容と「読者」のリアリティ:上智大学
- 2015/12 日本出版学会秋季研究発表会シンポジウム「出版のパラダイム転換と歴史へのまなざし~出版研究の新たな展開に向けて」問題提起者:奈良女子大学
- 2015/7 本の学校出版産業シンポジウム2015in東京「図書館と書店がひらく本のまち」コーディネーター:東京ビックサイト
- 2015/5 本の学校書店人講座「読者はどこにいるのか」:米子市・本の学校
- 2013/9 対談「本の可能性を考える」信州しおじり本の寺子屋:塩尻市立図書館
- 2013/5 本の学校書店人講座「日本の『書店』考」:米子市・本の学校
- 2012/7 本の学校出版産業シンポジウム2011in東京「ローカルな本の環境づくり」コーディネーター: 東京ビックサイト
- 2011/11 第59回図書館情報学会シンポジウム「電子書籍時代の図書館」のあり方
- 2011/10 「東京大学新図書館構想について」大学出版部協会公開研修会「電子出版・学術情報の電子化の実践のために」
- 2011/ 2 「戦時期日本の出版流通統制―日配の設立と意義」 東アジア文学・文化研究会冬季国際ワークショップ 行為体・媒介・移動:日本大学文理学部
- 2010/11 「改造社販売資料と近代出版」『シンポジウム「改造社出版関係資料」をめぐって』図書館総合展フォーラム: パシフィコ横浜
- 2010/08 「多様化する“出版流通プラットフォーム”の研究――新刊、古書、図書館からインターネット、電子書籍まで」でるべんの会
- 2009/10 「本と人との幸福な出会いを仕掛ける」公共図書館員のためのタマシイ塾:静岡市産学交流センター