11/3(木):週が一周した。残り6週間。
朝 2000W
修行を始めて一週間。だんだん、体が辛いものを拒否し始める頃。

下:鶏肉の煮物。☆☆☆ 鶏肉をにんじん、タマネギなどと一緒に煮込んだもの。 肉の形が残った料理を久しぶりに見た。 黒っぽいのはもしや黒蜜・・・? いや、とりたてて甘くないので大丈夫。 上:サラダ草。☆☆☆〜★★★ 登場2回目。やっぱり名前がわからない。 左:白菜キムチ。★★★ かなり酸っぱい。あれ?どういうローテーションになっている? 右:南京豆の黒蜜煮。☆☆☆ 見た目は金時豆みたいだが、ピーナッツの塩ゆで。 甘いと言うより塩辛い。 汁:味噌汁。☆☆☆ 大根。辛くないのは良いことだ。辛くないものばかり。心の叫びが通じたか。
昼 2400W
ピビンパ。☆☆☆ コチュジャン無し。まだ1週間だというのに、安全志向に走ってしまう。
夕 0W
よそのグループの歓迎会に紛れ込んで、ピザをがっつり頂いた。ピザ。☆☆☆ 店の名前は見なかったが、近くにあるピザハットだろうと思う。 味は残念ながら(?)日本と同じ。ちなみに、アメリカ文化の混じった韓国ではピザはかなりポピュラーらしい。
値段も日本のようなぼったくり価格ではないと現地の日本人が言っていた。
11/4(金):9日目
朝 2000W

下:ウインナ炒めケチャップソース。☆☆☆ 赤いが、ケチャップ。 具はタマネギ、にんじんで、以前出てきた酢豚のウインナ版。 しかし肉の加工品の質の低さはなんとかならないだろうか。 日本の安いお弁当に入っている赤いウインナの方がマシだと思うのだが。 上:三つ葉っぽいやつの酢の物。★★★ 何かわからないが三つ葉っぽい葉っぱ。酸っぱく、辛い。 左:白菜キムチ。★★★ また新しいのに戻った。 薄い部分は少しずつ透明になり始める。甘みも感じ、良い頃合い。 右:キュウリのナムル。☆☆☆ キュウリをタマネギなどと一緒にナムルにしたもの。 ちなみにこれ、前から思ってはいたけどキュウリではない気がする・・・ でも名前がわからないからキュウリでいいや。 汁:たまごスープ。☆☆☆ 辛くないスープも色々あるじゃないか。見た目で何となくキムチ年齢がわかるようになってきた。
昼 8000W
滞在先、及び隣の研究室の人たちと一緒に、外の店へ。ポッサム(蒸し豚定食)。☆☆☆〜★★★ 蒸し豚をキムチと一緒にレタスやエゴマの葉に包んで食べる。 お好みでコチュジャンやニンニクなども入れる。 肉は、チャーシューくらいのが8枚ほど。付け合わせのキムチの方が量が多い。 しかしテーブル一杯に並んだおかず類が凄くて、お腹いっぱい。
夕 2400W
昼が多かったので、売店で買って済ませる。・・・つもりが、売店ほぼ売り切れ。微妙。
バナナは、2本1000Wと3本1000Wと4本1000Wがあった。
もちろん4本のを買った。
おにぎり1個★★☆ 味付け玉子3個☆☆☆ バナナ1本☆☆☆食生活が早くもいい加減になってきた・・・
少し胃を休めたい。
11/5(土):到着から10日
朝 2000W

下:サツマイモの煮物。★☆☆ サツマイモを煮たもの。ちょっと赤い。 上:たまごむし。☆☆☆ 登場2回目。下の方にカニかまが入っている。 上にかかっているのはネギではなくニラ。 左:白菜キムチ。★★★ 少し酸っぱい。 右:大根の酢の物。★★☆ 大根を酢と赤唐辛子粉で和えたもの。 汁:ラムのスープ。★★★★ 久々に赤いスープ。体積1cc以下のくず肉ばかりだが、 肉がたくさん入っている。種類はいつものカレーでお馴染みのラム。 韓国で羊肉、というのは珍しいのではないだろうか。とりあえず・・・胃が・・・。
同じ辛さでも、インドスパイスと違って韓国スパイスはほぼ唐辛子のみ。
肉が多いと、もたれる。
昼 2200W
実はまだ胃がもたれているが、いちおうしっかり食べる。
「韓国でも食べるのか!」というものがいろいろ出てきた。
下:鶏の唐揚げ。★★☆ コチュジャンのピリ辛ソースにピーナッツを加えたタレがかかっている。 このソースは日本でも通用すると思う。 ただし、鶏肉はどこの部位かわからないが骨ばかり。 肉ではなく、衣とタレがメインである。 上:レンコンの黒蜜煮。★☆☆ 登場2回目。甘いのか辛いのかはっきりして欲しい。 ・・・ごめん、やっぱり甘い方が良い。 左:白菜キムチ。★★★ けっこう酸っぱい。 右:カニかまともやしのナムル。☆☆☆ 弱った胃の味方、もやし。 日本が誇る発明品、カニかま。 汁:かつおぶしスープ。☆☆☆ かつおぶしの濃いダシが出ている。というか、かつおぶし入り。 具はコンニャク。うう、コンニャクか・・・表向きは「好き嫌い無し」を称しているが、コンニャクだけは嫌い。
正確には好き嫌いと言うよりトラウマ的なもので、食べると精神が蝕まれる。
韓国に来て初めて食べ物を残してしまった。夕 3860W
胃が・・・というよりは、風邪かもしれない。ピビンパ。★☆☆ 辛さは体調に合わせて。 小魚の干物。★★☆ 見た目でみりん干しだと思って取ったが、 干物を油と唐辛子で炒めたもの。でもまあ味はみりん干しに近い。
11/6(日):2回目の休日
昼 2200W
昨夜、仲間に「うちの寮(外人寮)でパーティーやるから来いよ!」と言われ、夜中の3時頃まで騒いでいた(私は隅っこで薄っすい韓国ビールを舐めていた)。
というわけで、起きたら昼。うーん、体調悪い。

下:鶏のフライ。★★☆ コチュジャン+ピーナッツのピリ辛ソース。 ソースは昨日と同じだが、衣が大幅にボリュームダウンし、 肉が肉だけになっている! 肉自体はパッサパサだが、こんなタンパク質の塊は久々。 上:さつまあげの炒め物。★☆☆ 薩摩揚げを野菜と一緒に炒めたもの。 赤いのや青いのが見えて警戒したが、ピーマンと赤ピーマン。 左:白菜キムチ。★★★ 酸っぱい。 右:切り干し大根のキムチ。★★★★ 登場2回目。今回は大根に水分が多い。 おかげで辛みが緩和され、味もわかる。 大根で間違いないことを確認。 汁:わかめの味噌汁。☆☆☆ 辛くなくて助かった。今日は辛いの辛い。
夕 3840W
夕方まで寝てた。一人で教職員食堂へ。

プルコギ。☆☆☆ ついに出てきたプルコギ!意訳すると「韓国で唯一の赤くない牛肉」。 なんかこれ肉ばっかりだけど・・・まあいいか。 こういう時こそしっかり肉を補給しなければ。 コーンマヨネーズ。☆☆☆ コーンをマヨネーズで和えた物。そろそろ魚を食べたい。せっかくの港町なのに全然食べていない。
11/7(月):こっちのボスがようやく帰国
朝 2000W
体調はしっかり悪い。けどまあ特別な症状は無いので、いつも通りに。
下:白身魚のピカタ。☆☆☆ 魚だ!味はともかく、カケラでない魚は久々だ。 上:じゃがいもの煮物。★★☆ 見た目より辛いのは、青唐が入っているから。 左:白菜キムチ。★★★ また新しいのになった。 味がこなれておらず、塩辛い。 右:ニンニクの芽のコチュジャン炒め。★★★ 登場2回目。 今回はシンプルに、ニンニクの芽をコチュジャンで炒めただけ。 水っぽく、辛さが抑えられている。 汁:米のスープ。☆☆☆ まあ、いわゆるおかゆ。 少し茶色っぽいのは、玄米だからか。おかゆとご飯を食べるというのはさすがに奇妙(ご飯は少なめになっているが)。
学食のみの事情なのか、こういう文化なのか。
久々の魚。少しだけど。もっとしっかり魚食べたい。
食事の後は師匠とSkype。その後、韓国に戻ってきたこちらのボスにご挨拶。
昼 2200W

下:鶏の唐揚げ。☆☆☆ ソース無し。相変わらず部位はばらばらで、骨ばかり。 居酒屋の「軟骨から揚げ」を硬骨でやったバージョンだと思えばよい。 日本の唐揚げは贅沢なんだろうか? 上:きんぴらごぼう。★★☆ これは日本のものに近い。日本でも一味かけたりするし。 左:白菜キムチ。★★★ 浅漬けキムチ。まだ美味しくない。 右:三つ葉っぽいやつの酢の物。★★★ 登場2回目。三つ葉っぽいやつ。 汁:じゃがいものスープ。★★☆ こういう赤い汁はなるべくかきまぜないようにするのが吉。 まあ、じゅうぶんダシは出ているのだが。揚げ物はもういいから、煮魚とかが食べたい・・・。
辛い。そしてとりあえず胃が重い。
夕 2400W
体調悪いので早めに帰り、一人で夕食。そういえばピビンパの写真がなかったのでピビンパ。

ピビンパ。☆☆☆ この大きいボウルにご飯をぶち込み、 大阪風お好み焼きの要領で華麗にかき混ぜて食す。頭がグラグラする・・・。どうやら37度5分を超えたようだ(経験則)。薬飲んで寝る。
11/8(火):風邪ひきの13日目
朝 2000W
熱が下がらない。けど食事はしっかり摂らねば。
下:ほうれん草っぽいやつの塩炒め。☆☆☆ ほうれん草よりも茎が細くて固い。 食感も悪く、塩辛い。 上:ほうれん草のナムル。☆☆☆ これはまあ、普通。 塩と油の少ない胡麻よごしとかが食べたくなってきた。 左:白菜キムチ。★★★ すっぱい。 右:目玉焼き。☆☆☆ さすがに玉子までは辛くない。 汁:ラー油のスープ。★★★★ 具は大根、もやし、長ネギ。 上の方には一見辛そうで辛くないわけがないラー油、 下の方には赤唐辛子粉、という二段構え。 開き直って、かき混ぜて食す。そしてむせる。熱が上がった気がする・・・いや、ラー油のせいか?
正直言うと寝ていたいが、師匠とSkype。研究を進めねばならぬ。
昼 2400W
ピビンパ。☆☆☆安全第一、ピビンバ。
夕 3040W
魚が食べたい・・・と思ったがイカしかない。もうイカでいいや。
イカのコチュジャン炒め。★★★+痛 イカと野菜をコチュジャンで炒めた物。 赤いが、イカのボリュームがあるので見た目よりは安全。 ・・・だと思って油断した。 干からびたにんじんっぽいやつを口に入れて1秒後、 舌に突き刺さる痛み。痛みを中心とした遠方に広がる辛み。 赤唐辛子が1本入っていたらしい。 でもスリランカで食べた青唐辛子カレーの激痛に比べたら どうってことないもんね!(泣) サラダ☆☆☆ 基本的にキャベツの千切り。 上にかかっているのは何かって? もちろん「ストロベリーマヨネーズ」である。 甘いサラダ・・・それは韓国食文化の未知の深淵である。残念ながらストロベリーマヨネーズに治癒効果は無いらしく、
食後8分間は舌が痛かった。さらにその後しばらく口の中が熱かった。
そしてその後胃が痛くなった。
移動経路を考えると、翌日はきっと出口が・・・ううう。
11/9(水):14日目 ミーティング1回目
朝 2000W
今日もまだまだ体調悪い。
下:薩摩揚げ炒め。★☆☆ 平たい薩摩揚げを野菜と一緒に炒めた物。 多少赤唐辛子粉が入っている。 上:エリンギの中華風炒め。☆☆☆ やけに小さいが、エリンギ。 中華料理も食べたくなってきた。 左:白菜キムチ。★★★ 浅漬けの方。 右:サラダ草。☆☆☆ 登場3回目。そろそろ名前を知りたい。 汁:魚の干物のスープ。☆☆☆ 具は大根、長ネギ、魚の干物。 魚は相変わらずカケラが少しだけだが、タラだろうか。
昼 4000W
滞在先のボスと一緒に、いつもとは別の食堂へ。大皿半ビュッフェ形式。
カレイと大根の煮物。★☆☆ カレイの細切れを大根と一緒に煮たもの。 原型が失われかけており、骨と身が混ざって食べにくい。 というか、ほぼ骨。 キムチとかナムル。☆☆☆〜★★★ 辛いのもあれば辛くないのもある。 タニシのスープ。☆☆☆ 具は大根、長ネギ、タニシ。 タニシ食べたの初めてだ。 シジミの内臓部分(黒っぽいところ)と同じような味・食感。 身はともかく、濃いダシが出ている。 お米のジュース。☆☆☆ 韓国伝統の冷たい飲み物。缶ジュース形式でも売られている。 少し白濁した甘い汁に、少し茶色っぽい米粒が沈んでいる。カレイは残飯っぽくて、タニシは飽くまでタニシで・・・
味は悪くないにせよ、ちょっと貧乏になった気分。
夕 4000W
こちらに来て初めてのミーティングをやった後、2週間経って初めてこっちの人と研究の話で交流した・・・。
正統中華料理の店へ。今日は正統ちゃんぽんに挑戦。
ペクチャンポン。☆☆☆ 魚介ベースのスープに、エリンギ、イカ、にんじん、エビなどが入っている。 麺は、多少冷麺っぽい弾力があるがいちおう中華麺。 まあ、普通に美味しい。 キムチ・たくあん・タマネギ。☆☆☆〜★★★ おかずセット。 ちなみに、おかわり自由。 「オモニ(お母さん)、キムチ!」とか言うとドカッと出してくれる。