屈折率分布アレイ導波路を用いた波長分波器について説明します。
AWGにおいては隣り合うアレイ導波路間の位相差は導波路長差によって得ていますが、屈折率分布アレイ導波路では屈折率差によって位相差を得ています。これによってAWGと同様に波長分波器としての動作が可能になります。屈折率分布アレイ導波路、入出力導波路をローランド円上に配置したスラブ導波路を集積化した波長分波器の構造図を示します。
導波路数16本、導波路長10mm、アレイ導波路両端の屈折率差1.3%の直線型アレイ導波路において、波長分波間隔20nmの4波長分波に成功しました。