春学期・月曜3時限・紀-B210教室
授業資料・演習課題などの提示や演習課題の提出は、 moodleの本授業のコース 「数学BI(微分積分)[情報理工学科](2021年度春学期)」 で行ないます。 特に、演習課題の提出をこのmoodleコースで行ないますので 登録必須です。 登録受講生はLoyola授業掲示板に掲載の要領で登録して下さい。
授業資料・演習課題などは本ウェブページにも掲載する予定ですが、 当面moodleコースの整備・更新を優先させますので、 こちらの整備・更新は遅れる可能性があります(高いです)。 授業時の投影資料は、 各授業中の前回の復習部分や実際にはそこまで進めなかった部分を含んでいて、 内容に重複があることがあります。 印刷時には必要なページだけ印刷するなどして下さい。
一変数の場合を中心に、微分積分など数学に於ける解析的手法を扱う。 高校までの「等式の数学」で余り触れられない「不等式による評価」の話から始めて、 Taylor展開の理論を大きなテーマとし、 極限・収束・無限和・微分・積分・近似計算などを関連付けて講義する。 高校までで学んだ知識も活用する一方、それらのより確かな基礎付けも与える。 問題演習や多くの例を通じて理論的な事項を実感すると共に、 将来出会う様々な実例に馴染んでもらいたい。 この科目は、多変数の微積分(数学BII)・微分方程式・複素関数論・フーリエ解析など 引き続いて学ぶ数学の基礎としてだけでなく、 物理学・工学等の理工系のあらゆる科目の基礎として重要である。
不等式による評価から始めて、Taylor 展開を主な切口に、 一変数の微分積分について以下の事柄を中心に解説する。 時間があれば更に各週読み切りで幾つかのトピックを紹介したい。
まとめプリント・演習問題プリントはmoodleコースに掲載していますが、 こちらにも掲載しておきます。
評価は主として期末試験の成績により行なうが、 合否の判定が難しい場合には、 演習問題の提出状況・提出内容を参考にすることがある。 moodleコースの各授業日(課題提示日)の提出場所に提出すること。 オンライン提出に際しての注意事項を守ること。
併設の演習科目「数学演習I」の微分積分演習(隔週)と連携して進める他、 融合演習も担当するので、そちらの演習問題もここに置いておく予定。
投影資料 [4/15授業時(pdf,145KB) |4/15印刷用(pdf,135KB) ]
前振り (理工系1年次の数学の授業について、など)。 不等式による評価。解析学は不等式の数学である。 三角不等式の使い方。収束・極限の定式化に向けて。
不等式による評価(続き)。極限と近似。 所謂「ε-δ」流の極限の定式化、証明の例。 関数の連続性・微分可能性。