メンバーインタビュー

植松 優さん
(2015年度配属・インタビュー時修士2年)

テザーの研究をしている植松さんにききました。

 

 






どんな研究をしていますか?

テザー(ひも)を使った宇宙用移動機器の解析をしています。配属の際は、研究テーマはなんでもよかったのですが、宇宙に興味があったので、結果的にとてもやりがいのあるテーマになりました。
テストのための勉強とは異なり、ゴールが未知のもので、そこまでのレールも敷かれていない研究は、常に結果が出せるのかという不安がありました。でも、先輩のサポートや、切磋琢磨できる同期に恵まれたことで、自分もがんばろうと思えました。最終的には、とても良い結果を出すことができ、大きな手ごたえを感じました。

研究室の雰囲気を教えてください。

学生部屋の雰囲気は非常に良く、とても和やかな雰囲気です。
先輩が後輩のサポートをする文化ができていて、研究テーマの班ごとに、実験や解析などを手厚く面倒を見ています。また、論文の書き方など、全般的なことは、班に関係なく手伝っています。後輩が困っていそうなときに先輩から声をかけるのはもちろん、後輩からも気軽に相談できる関係ができているのは、とても良いところだと思っています。研究室全体の飲み会はそれほど多くはないですが、学生だけで飲みに行くこともあります。
私自身、配属前は接点のなかった同期とも、すごく仲良くなれました。私にとっては、研究テーマよりも、先輩、後輩を含めた学生同士の関係が、充実した研究生活にとって一番重要だったと思います。研究ではしんどい時期もありましたが、仲間のおかげで乗り越えられました。

プライベートの両立は大変ですか?

バイトと研究の両立は、実は、思っていたほど大変ではありませんでした。
竹原研には、コアタイムがなく、スケジュールを調整すれば、ある程度、個人の裁量で時間を使うことができます。コアタイムがないと言っても、真面目なメンバーが多いので、研究室にはみんな出てきています。打ち合わせは、事前に日時を決め、緊急の場合はLINEで連絡を取り合うなど、お互いの予定に合わせ、柔軟に対応しています。
竹原研では、研究だけでなく、遊びも部活も就活も、すべて本気でやることが重視されています。研究だけやっていれば良いわけではないので、確かに忙しいのですが、プライベートの予定も含めたスケジュール調整をして研究を進めるため、遊んでいるときも罪悪感がないというメリットがあると思います。部活やサークル、バイトと両立しているメンバーがほとんどで、就活も全員が全力でやっています。中・長期的なスケジュールを立てることにも徐々に慣れてくるので、やる気さえあれば、誰でも両立できると思います。

就職活動の思い出は?

就活中の先輩の姿を見て、なんとなく就活の流れを知ることができました。自身の就活の際は、先輩が面接練習やESの確認をしてくださり、些細な質問にもきちんと答えてくださったので、とても心強かったです。私も、現在、後輩に就活のアドバイスをしたり、練習に付き合ったりしています。
柔軟なスケジュール管理のおかげで、就活はやりやすかったです。修士1年のとき、国際会議の学会資料の提出が4月締め切りだったのですが、1月中に完成させました。2・3月は一切研究せず、就活に集中できたのは、よかったと思います。

国際会議はどうでしたか?

2017年にドイツのケルンと、チェコのプラハで行われた学会2つに参加しました。
チェコのプラハで開催されたECCOMAS2017で発表した際は、初めての国際会議で、とても緊張しました。その分、無事終わったときには、大きな達成感を感じました。
飛行機の乗り換え時のトラブルなどもありましたが、同期の河野君と一緒だったので、とても楽しい思い出になりました。国際会議での発表は、準備も含めて、大変でしたが、学ぶことも大きいので、後輩たちにも積極的にチャレンジしてほしいと思います。


 

 

 

 


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