ジャーナリズム史Ⅰ・Ⅱ2016 文学部新聞学科 学科科目 2年次必修 春・秋 2単位

2017/1/20

    コミュニケーション、マス・メディア史 授業資料をアップ、随時更新しています
          ブックレポート提出の指示を受けた学生はこのページ最下段参照
教科書はこちらです  『【ゼミナール】 日本のマス・メディア 第3版』
課題、提出日について―未提出の場合、定期試験の受験不可になりますので注意
   重要 定期試験期間内に予定していた学期末試験は第14週(1月24日)授業最終日に行います。
第15週(1/31)は新聞学科/メディア・ジャーナリズム研究所による中国・復旦大学との国際シンポジウムに参加してください。
こちら
過去問15秋 1月24日2時限 通常教室(2-410)で試験を行います
   課題はこちら  2016年マスコミ回顧 
  補講 戦争・政治とジャーナリズム download
  補講  放送ジャーナリズム  download
第13回 1/17  NHK これは正義の戦いか ~ジャーナリストたちのベトナム戦争~ その時歴史が動いた 第254回(06/05/31) 武市英雄  ニュースとしての戦争 
戦争とジャーナリズム
 
第12回 1/10  戦後のジャーナリズム(2) 講義資料 download   GHQ によるプレスコード
    戦後ジャーナリズム事件史(1)  ジャーナリズム事件史(2):1980-2006 
    斉藤隆夫 粛軍演説(1936=昭和10年) 反軍演説(1940=昭和15年)
終戦放送(玉音放送)
日本人はなぜ戦争へと向かったか 第3回 "熱狂”はこうして作られた(2011)
第9回  12/6 戦後のジャーナリズム(1) 講義資料 download  報道の魂(TBS)
     ビデオ 昭和史1  ビデオ 昭和史2
第3回 10/18  講義資料 download 昭和史資料(1931-1948)
第1回 10/4  講義資料 download


以下は2016年度ジャーナリズム史Ⅰ

第13回 7/19   第2回アサイメント提出日です 過去問2015春
 講義資料 download
    秘められたメディア戦略~児玉源太郎 「その時歴史が動いた」第238回(05/11/16)
[http://web.archive.org/web/20080109160358/www.nhk.or.jp/sonotoki/2005_11.html]

■終戦スペシャルドラマ 「百合子さんの絵本 ~陸軍士官・小野寺夫婦の戦争~」
■7月30日(土)よる9時~10時30分  ■出演:薬師丸ひろ子 香川照之<公式HP> http://nhk.jp/yurikosan
第9~10回  6/14,21 講義資料 download  BS世界のドキュメンタリー
第8回 6/7  講義資料 download 新聞誕生~幕末・ジョセフ彦の挑戦~ その時歴史が動いた 第242回(06/02/01)
第7回  5/31  文科省「グローバル大」構想に不満続々 「まるで詐欺」 (朝日4/27)
就活前倒しで留学切り上げも 「選考に間に合わない」 (朝日5/20)
第6回 5/24  講義資料 download  ジャーナリズムと戦争を考える
第5回 5/17  講義資料 download
第4回 5/10  講義資料 download  メディア展望  メディア世論調査 (新聞通信調査会)
第3回 4/26  講義資料 download 4/24 [風を読む]「サンデーモーニング」TBS
  「マルチメディア・フィーバーから考えること」『ソフィア』(1995) no.174
レポート、アサイメント提出の基本(2008年版)
    NHKアーカイブズ  マンガでよむNHKヒストリー  NHKスペシャル 「戦後70年 ニッポンの肖像」  
 第2回 4/19  講義資料  download  土屋礼子編著『近代日本メディア人物誌―創始者・経営者(編)』(2009) 
 4/17[風を読む]「サンデーモーニング」TBS
 第1回 4/12 講義資料 download
春期 第1回 第2-5回 第6-8回 第9-10回  VideoはOWC(2011)


以下は2015年度参考

   「マスコミ回顧」(週刊読書人2015/12/1)
   Benjamine C. Bradlee A Good of Life: Newspapering and other Adventures(学鐙、1996年5月号掲載)
  ジャーナリズム事件史(2):1980-2006 
  戦後ジャーナリズム事件史(1) 
   戦争とジャーナリズム
  武市英雄   ニュースとしての戦争 
   NHK これは正義の戦いか ~ジャーナリストたちのベトナム戦争~ その時歴史が動いた 第254回(06/05/31)
   広島・長崎60年の軌跡
   GHQ によるプレスコード
  2・26事件秘話  
斉藤隆夫 粛軍演説(1936=昭和10年) 反軍演説(1940=昭和15年)
終戦放送(玉音放送)
日本人はなぜ戦争へと向かったか 第3回 "熱狂”はこうして作られた
(1) 新聞製作 地元の新聞(人)/マス・メディアの歴史、博物館探報、書評など指定記事あり。
締切日変更=12月15日授業時 A4判 新聞スタイル(字数制限とくになし) イメージあるいは.pdfでHP上に掲示してもよい。HP掲載はプラスαの対象となります。評価対象は、A4判1枚で印刷されたものになりますので注意のこと
製作上の注意 指定記事=①日本印刷博物館、江戸東京博物館、国立歴史民族博物館佐倉市)、横浜開港資料館(横浜市)
②ジャーナリスト紹介コラム    ③その他自由記事1本、合計最低3本
体裁=A4判縦紙、縦書き3ないし4段組(1段12~15字、35行程度、本文活字は10.5ポ、明朝。読みやすい字数、行数) 題号はオリジナル、編集人(学生番号、提出者名)、発行日(提出年月日)など基本的なことは忘れぬよう。
秋期 第1-4回 第5-8回  第9-第13回 米ジャーナリズム史 VideoはOWC(2011)


68回新聞週間記念の集い(10/19)


以下は、ジャーナリズム史Ⅰ 2015春期
  試験は 最終授業日(7月21日)に行います。
定期試験(試験期間中)と同じ形式で行いますので、遅刻や学生証不携帯などについて注意してください。
受験教室は2つに分かれます。
①12-302(通常の教室) 学生番号19~ 新聞学科生
②12-301(隣の教室) 上記以外(新聞学科生以外)

※研究生は①で受験してください。
   明治・大正時代の新聞を読んで A4 1枚   提出日7月7日授業内
 秘められたメディア戦略~児玉源太郎 「その時歴史が動いた」第238回(05/11/16)
[http://web.archive.org/web/20080109160358/www.nhk.or.jp/sonotoki/2005_11.html]
    新聞誕生~幕末・ジョセフ彦の挑戦~ その時歴史が動いた 第242回(06/02/01)
   渡辺武達・田口哲也・吉澤健吉(編)『メディア学の現在[新訂第2版]』(世界思想社、2015)
   「マスコミ回顧」(週刊読書人2014/12/19)
   植田康夫『「週刊読書人」と戦後知識人』(論創社、2014)
5/12 提出 ジャーナリズムとは 語源、定義を調べてみよう。 まずはテキストから/出所を明示。誰が言っているのか。何に載っていたのか。 いつ頃から言われ始めたのか。/名言はある? A4判 1枚程度
4/28   「マルチメディア・フィーバーから考えること」『ソフィア』 no.174
4/21 NHKスペシャル[戦後70年 ニッポンの肖像―日本人と象徴天皇]
第1回 “戦後”はこうして誕生した 4月22日(水)午前0時10分?(総合)※21日深夜【再放送】
第2回 平和を願い続けて  4月29日(水)午前0時10分?(総合)※28日深夜【再放送】
4/14  第1回講義資料
秋期 第1-4回 第5-8回  第9-第13回 米ジャーナリズム史 VideoはOWC(2011)


以下は2014年度春期参考
   わたしと沖縄戦 上中下(朝日5月12、13、15日)
   (池上彰の新聞ななめ読み)集団的自衛権と世論調査 国民の迷いが伝わるか(朝日5月30日
   「消される言葉:天安門事件から25年」(朝日5月30日~6月3日)
   開港場に新聞、英字紙の発達、幕末新聞の特色    幕末・明治期の外国人ジャーナリストと英字新聞
 5/1  有山輝雄『情報覇権と帝国日本』ⅠⅡ(吉川弘文館、2013年)  書評
   日本初の女性報道写真家 笹本恒子 100歳展 日本新聞博物館 4/1~6/5 招待券あり
必読書  
4/22   「マルチメディア・フィーバーから考えること」『ソフィア』 no.174
S教授の「情報化社会を読む」 こちら
   新聞通信調査会 「メディア世論調査 2013」 こちら


レポートの書き方お助け
レポート、アサイメント提出の基本  2002年版
レポート、アサイメント提出の基本  2002年版 pdf


以下は2013年度参考

第11回 2013年マスコミ関係書回顧 (週刊読書人13/12/20)
   ①総合 日米開戦への道 2013年12月12日(木)午前0時40分~1時38分(11日深夜)再放送
ザ・プロファイラー-山本五十六 NHKBSプレミアム 2013年12月11日(水)21:00~22:00
第3-4回  斉藤隆夫 粛軍演説(1936=昭和10年) 反軍演説(1940=昭和15年)
終戦放送(玉音放送)
日本人はなぜ戦争へと向かったか 第3回 "熱狂”はこうして作られた(2011)

ビデオ 昭和史2
第2回  ビデオ 昭和史1
第1回
授業ファイル
ディア・ジャーナリズム研究所設立記念シンポジウム 10/13 終了
 「日本政治とジャーナリズム」 詳細はこちら
語彙・読解力検定試験 11/16 本学にて実施   
就活セミナー 朝日新聞社 10/16
第65回新聞週間記念の集い(10/21) 10/2までに申込ください
   
※ パネリスト 牧慈氏は新聞学科卒業生


2013/10/06
ブックレポート課題図書は一番下
2012年マスコミ関係書回顧 (週刊読書人12/12/21)

      以下 2013年度授業資料
   オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史 (1~10) 再放送 NHK-BS 8/5~8/21
   マルチメディア・フィーバーから考えることソフィア』 no.174(1995) 2001年宇宙の旅
   土屋礼子編著『近代日本メディア人物誌―創始者・経営者(編)』(2009)
 「日本報道と情報環境の変化-情報発信に関わった外国人ジャーナリスト」
 『年報 近代日本研究-近代日本と情報』12(1990)
   ◎特別レクチャー  戦争とジャーナリズム Special Lecture 2002
   開港場に新聞、英字紙の発達、幕末新聞の特色    幕末・明治期の外国人ジャーナリストと英字新聞
   秘められたメディア戦略~児玉源太郎 「その時歴史が動いた」第238回(05/11/16)[http://web.archive.org/web/20080109160358/www.nhk.or.jp/sonotoki/2005_11.html]
   日本の新聞発達史 (春原昭彦)
    新聞誕生~幕末・ジョセフ彦の挑戦~ その時歴史が動いた 第242回(06/02/01)
   4/23 Topic 13-02  個人番号法案  毎日4/16「クローズアップ2013」  毎日4/22「第3者機関の規制」
   東日本大震災とメディア報道『メディア展望』増刊号(no.604 12/04/01)
   4/16Topic13-01「インドネシアで日本製デジタルテレビが売れたわけ
   第1回講義配布資料
   「新聞を読んで」『東京新聞』(2009~2010)
   S教授の「情報社会を読む」 こちら
  上智大学OCW「ジャーナリズム史ⅠⅡ」  こちら

   以下は2012年度版参考
   Benjamine C. Bradlee A Good of Life: Newspapering and other Adventures(学鐙、1996年5月号掲載)
  ジャーナリズム事件史(2):1980-2006 
   戦争とジャーナリズム
  武市英雄   ニュースとしての戦争 
   NHK これは正義の戦いか ~ジャーナリストたちのベトナム戦争~ その時歴史が動いた 第254回(06/05/31)
  戦後ジャーナリズム事件史(1)
   「負けないで 背中を押して くれた記事」 新聞週間2012年標語
   広島・長崎60年の軌跡
   GHQ によるプレスコード
  2・26事件秘話  
斉藤隆夫 粛軍演説(1936=昭和10年) 反軍演説(1940=昭和15年)
終戦放送(玉音放送)
日本人はなぜ戦争へと向かったか 第3回 "熱狂”はこうして作られた
   毎日「日中国交正常化40 年特集」2012/09/28 10-11面 /社説「日中国交40年 あの原点に立ち戻ろう
   毎日「満州事変から81年」2012/09/18 10-11面
   「日本人は何を考えてきたか」(大正編) 2012年7月1日から
   「発信箱:読書の千本ノック」『毎日新聞』 2012年06月12日
 NHK
   NHKさかのぼり日本史 (1)大正・明治「一等国」の誕生(6/12再 (2) 日露戦争 広報外交の勝利(6/12) ほか 全4回
   NHK アーカイブス 戦争証言 日本ニュース 戦時録音資料
鎌田慧反骨のジャーナリスト
   ETV 特集 テレビが見つめた沖縄~アーカイブ映像からたどる本土復帰40年~ 5月20日(日)再放送
   火論「:タイタニック1世紀=玉木研二」(毎日12/04/17)
   「市民ケーン」『毎日』(12/04/19 そして名画があった《24》


2008年マスコミ関係書回顧
2009年マスコミ関係書回顧
2010年マスコミ関係書回顧
2011年マスコミ関係書回顧

2011年国際・国際十大ニュース
時事通信 https://www.jloupe.com/ext/news/year/2012/
共同通信 http://www.kyodonews.jp/feature/top10/2011topnews.html
読売新聞(国内)(海外)http://www.yomiuri.co.jp/feature/top10news/

第2-5

Pulitzer Prize Hutchinson Encyclopedia
Hearst, William Randolph
The Biographical Dictionary 人名事典(辞典)で書店のBarnes and Noble社と組んで、在庫のあるものだけをその場で購入できる関係書を教えてくれる

現代マス・メディア、マス・コミュニケーションの成立の歴史をたどる。
「マルチメディア・フィーバーから考えること」『ソフィア』 no.174 (1995)
【参考文献】
白根孝之『ヒューマン・コミュニケーション 』(以文社,1976)
『コミュニケーション史』(研究社2)
『現代の社会とコミュニケーション』(東大),
香内(1982)/小糸(1980, 82),ホグベンなど 
大輪盛登『メディア伝説』(時事通信社,1982)。
L.パイ(編)、NHK放送学研究室(訳)『マス・メディアと国家の近代化』(日本放送出版協会,1967)
児島・竹内(編)『現代マス・コミュニケーション論』(有斐閣,1983)
W.シュラム(編)、学習院大学社会学研究室(訳)『新版マス・コミュニケーション』(東京創元社,1968) 
川中康弘『新聞の自由と責任』(南窓社,1972),
J.マーチン、後藤和彦(訳)『テレコム』(日本ブリタニカ ,1980)
「歴史のなかのメディア」香内三郎ほか『現代メディア論』(新曜社,1987)
方漢奇「“邸報”について」『コミュニケーション研究』no.18(1988)
門奈直樹「新聞の略史(1)- 世界」稲葉・新井(編)『新聞学[第3版]』(日本評論社 ,1995)
D.クローリー,P.ヘイヤー(大久保訳)『歴史のなかのコミュニケーション』
稲葉三千男『コミュニケーション発達史』(創風社、2000)



◎近代以前のコミュニケーションの成立過程を考察する。
 グーテンベルク以前

1 文字出現以前のコミュニケーション
 
人類の出現=ヒューマン・コミュニケーションの発達
  身振り(gesture)
 (1)ことばと手 (2)絵画

2 文字の発生後のコミュニケーション
 
音声信号から文字言語への転換
 視信号・視聴覚信号
 絵・絵画-絵文字-象形文字-表意文字
       -表音文字
 時間的、空間的および表現上の制約からの解放

Rosetta Stone (BM)

3 インク・紙の発明
 
用紙、木版印刷技術発明、普及/筆書・筆写・写本/アジアからヨーロッパへ

4 郵便・通信制度の発達
軍事上(交通上)、政治上
飛脚・馬・駅伝(はゆま)・伝馬(てんま)・駅制
 ニュース媒体としての人=旅行者、商人、吟遊詩人、大道芸人、放浪芸人、十字軍、留学生、僧

5 新聞の鼻祖、祖先の登場
 ■
古代ローマ Acta Senatus  Acta Diurna, Populi Romani
 ■
中国 唐  (いわゆる)『邸報』
  

まとめ
 グーテンベルクが出現するまでに、ある一定の意味内容のものが公にされ、 一般人民に示され、伝えられる、という行為が成立。
1.版  2.紙   3.インキ  4.プレス  の製作技術が進歩

The British Library Newspaper Library
イギリス新聞界の流れ http://www.bl.uk/collections/britnews.html
ヨーロッパのジャーナリズム

1 グーテンベルク
Johann Gensfleisch zum Gutenberg (1394/99-1468?)
活版印刷術を発明→『42行聖書』印刷・出版(1450年前後)
印刷技術、製本、本のヨーロッパ普及に貢献
印刷人という新しい職業を生む  British Library  (Gutenberg 42 line Bible)
グーテンベルグの聖書 慶応大学図書館
Book Information Website
mediahistorycom

2 手書き新聞(manuscript, hand writing)・
ニュースシート・ニュース通信:15-16世紀
<背景> 
a.15世紀 東ローマ帝国の没落/ヨーロッパにおける庶民運動の高まり
b.金融・投機・貿易に携わる豪商の台頭→(情報収集)の必要性
アウグスブルグのフッガー家(Fuggar)
Fuggar Zeitung(ニュースレター)を編集、発行
ロスチャイルド Meyer Amchel Rothschild (1743-1812)
 金融帝国-情報を金儲けとする。トルン・タキシス家に近付く
 通信社の発展
Havas,Reuter,Wolff アバス、ロイター、ウォルフ
AFP,Reuter,DNB AFP,AP,UPI,Tass, 新華社

ニュースの収集地: 共通することは
タリア:ベネチア、フィレンツェ
ドイツ:ニュールンベルグ,アウグスブルク,シュトラセブルク,ライプチヒ
ベルギー:ブリュッセル
オランダ:アムステルダム
パリ、ロンドンなど

3 週刊新聞の発生:定期性をもって発行される
1609年 Aviso (Avisa)Relation oder Zeitung
1618年 Coronto→Coranto,Coronto,Courant(o)など current of news の意
1622年 London Weekly News
1631年 Le Gazette

4 日刊新聞の登場  (17-18世紀)
1650年7.1  Einkommenden Zeitungen…ライプチヒ“次代新聞”
(1690年9.25 Publick Occurrences  (アメリカ植民地)
1702年3.11 Daily Courant  ・・・イギリス
1777年1.1 Le Journal de Paris …フランス
1800年   Sankt Peterburgski Vedomoti…ソ連  
1871年1.  『横浜毎日新聞』

5 18世紀 ヨーロッパ大衆社会の出現
Mass communication, mass media
ヨーロッパ各地に新聞が現れる--大衆社会出現の前夜
英国新聞界の発達

6 19世紀 大衆社会の出現
大衆新聞の発達--イギリス、ドイツ、フランス
大衆社会の出現--科学、技術の発展、産業経済の高度化、
             人口の都市化、教育の普及
ステロ印刷、蒸気印刷機の開発 ・船舶にかわる陸の交通路の発達
<近代新聞…近代社会に転化する過渡期に出現>
政論新聞 ・大衆新聞  ・大衆報道新聞=ニュースを大衆に売る

《まとめ》  マス・コミュニケーション活動の特性:
①同時性、公示・公開性
②機械技術手段による大量性(複製化)
③送り手と受けての分化:一方通行性
④環境を要約:編集、編成 
⑤ジャーナリズム性       【藤竹 暁(1992)『マス・メディアと現代』】
マス・コミュニケーション活動の現代的性格:
①公的なコミュニケーション形式:公開性、普遍性
②速報性、迅速性、同時性
③一時的、時事的、一回性:消費される
④標準化:画一性
⑤一定のリズムをもって情報を商品として生産し、伝達する:
    大量生産、大量流通、大量消費
⑥消費者(読者、視聴者)は膨大で、異質的かつ匿名的である。
⑦マス・メディアは寡占的 擬似環境の構築、共有






第6-8回
日本のジャーナリズムの開花を学ぶ

1.新聞登場以前
2.新聞の誕生
3.明治初頭の新聞界
4. 自由民権運動と言論界
5.明治中期の言論界
  パーソナルジャーナリズムの時代
ジャーナリズム史を学ぶ意味
歴史観 事実・真実・真理の探求
ジャーナリズムに何が可能か
ジャーナリズムの発展・成長の歴史
ニュースの歴史
Journalism/journalists  とは
言論の自由 とは

1.新聞登場以前
口頭コミュニケーション
筆写、写経
木版印刷
お触書 
瓦版(かわらばん)

2.新聞の誕生
幕末期から維新前夜まで  『日本初期新聞全集』索引・解題集(ぺりかん社)
翻訳・翻刻新聞: 幕府のニュース独占 官版(板)
2.外字新聞の発達  商業新聞
3.佐幕派新聞・尊皇攘夷派(後討幕派)新聞の対立 言論の芽生え

「幕末・明治期の欧字新聞と外国人ジャーナリスト」
 『コミュニケーション研究』21

Albert William Hansard
「研究ノート ある英人発行者を追って――A.W.ハンサードの軌跡」コミュニケーション研究』23
「日本最初の英字紙を創刊 A.W.ハンサードの生涯をたどる」 『新聞通信調査会報』 No.367
A Chronological Table for A.W.Hansard
「ブラック家の人びと」
開港場に新聞、英字紙の発達、幕末新聞の特色 『有隣』第395号(2000年10月10日)
英字新聞史 50TH ANNIVERSARY SPECIAL Daily Yomiuri


3.明治初頭(1870年代) の新聞界
日刊新聞の登場:『横浜毎日新聞』
地方紙の登場
 明治6年 信濃毎日新聞 (長野新報)

コミュニケーション革命  福澤諭吉『文明論之概略』
政府の新聞保護政策
地方紙の登場
従軍記者: 岸田吟香 岸田吟香記念館(岡山県久米郡美咲町)
読売新聞(小新聞)の登場
初期の横浜の新聞 http://www.kaikou.city.yokohama.jp/journal/082/082_02.htm
幕末明治のメディア展(早稲田大学) http://cork.wul.waseda.ac.jp/TENJI/virtual/bakumei/

4.自由民権運動と言論界
1.上意下達から下意上達へ
   保護・奨励から弾圧へ
2.『日新真事誌』 John Reddie Black
 -政治スクープ
3.新聞紙条例の改正
コミュニケーション革命
新聞の多様化

4-1.大新聞と小新聞
1.議会準備のための政党組織
  新聞は政党機関紙に→大(おお)新聞
2.小(こ)新聞の勃興
  民衆を対象とする通俗新聞
3.大新聞/小新聞の特徴

4-2. 政党新聞時代 明治10-19年
西南戦争(M.10)
新聞広告 訂正記事 探報員
明治14年の政変 新聞キャンペーン
政府『官報』の登場(M.16)

5.明治中期の言論界
5-1.独立新聞の台頭

『時事新報』 明治15年 福澤諭吉
「時事新報の命じたるは、専ら近時の文明を記して此文明に進む所以の
方略事項を論じ日新の風潮を後れずして之を世上に報道せんとするの旨なり」 
独立不羈 (どくりつふき)

5-2.パーソナル・ジャーナリズムの時代(明治20~29年)
陸 羯南『日本』 (M22.4)
徳富蘇峰『国民新聞』(M.23.2)
センセーショナル時代の到来
黒岩涙香『萬朝報』 (M25.11)
高知県立博物館  http://kochi-bunkazaidan.or.jp/~bungaku/yorozutyouhou.html

島田三郎『毎日新聞』
秋山定輔『二六新報』(M26.10)

5-3.明治20年代の雑誌
経営者中心から経営者・出版資本家中心の雑誌=博文館、実業之日本社、講談社
非営利的(啓蒙的)雑誌「国民之友」

本木昌造 (朗文堂)
電通古今東西広告館「新聞広告」
熊本日日新聞社 新聞博物館
琉球新報社    新聞博物館
印刷博物館

横浜開講資料館
新聞博物館(NEWSPARK)
NEWSEUM (Washington,USA)
明治期のジャーナリスト (23人) 近代日本人の肖像(国立国会図書館)


参考文献 http://pweb.cc.sophia.ac.jp/s-yuga/gakubu/JHref.htm
山室 清『横浜から新聞を創った人々』(神奈川新聞社、2000年)
佐藤卓巳『現代メディア史』(岩波書店、1998年)
佐々木隆『日本の近代14 メディアと権力』(中央公論新社、1999)
春原昭彦『日本新聞通史 四訂版』(新泉社、2003年)

桂「明治・大正のジャーナリズム』(岩波ブックレット)
内川・新井編『日本のジャーナリズム』(有斐閣)



第9-10回

10.憲法の発布
大日本帝国憲法の発布 明22(1890)年
出版法 明26(1893)年
治安警察法 行政執行法 明33(1900)年
新聞紙法 明42(1909)年:言論統制法
   1897年改正の新聞紙法の再改正
※大逆事件 明43(1910~11年) 思想・表現の自由への弾圧

11.報道新聞・大衆新聞へ:政論新聞から大衆新聞への脱皮
『郵便報知』の改革(明17年) 矢野文雄
『大阪朝日』、東京へ進出 朝日新聞の歴史
『大阪毎日』、東京へ進出 毎日新聞の歴史
商業ジャーナリズム
  

12.戦争と新聞   2002年度第20-22回参照
日清戦争(明27~28)前後の新聞
日露戦争(明37~38)前後の新聞
  主戦論/非戦論
特派員報道 号外
事前検閲

13.近代新聞の成立期
明治30~45年 資本主義的企業へ
発行部数の増加、印刷方式の改革、写真や多色刷り、
広告の増加、販売合戦の激化、政府の新聞取締り強化

14.大正期のジャーナリズム
藩閥官僚政治打破へのキャンペーン
「白虹筆禍事件」(大7、大阪朝日)
新聞社の機構改革
国際報道の発展
関東大震災(大12)の影響
ラジオ、映画の登場

《戦前のラジオ小史》
1925(大14)3.22  東京放送局放送開始
1926(大15)    社団法人日本放送協会発足
1927(昭2)    テレビ実験に成功
           大相撲、中等野球の実況放送/オリンピックや国際会議の中継にラジオが活躍
            /2・26事件「兵に告ぐ」
1941(昭16)12.5  国内放送戦時非常態勢要綱制定<戦時体制>
        12.8 体制太平洋戦争開戦の臨時ニュース/空襲警報放送/娯楽番組の制限
           /対外宣伝放送(日の丸アワー)
1945(昭20)8.15  昭和天皇の「終戦詔書」放送

【参考文献】 竹山昭子『ラジオの時代』(世界思想社、2002)

◎次の月に戦争とジャーナリズムにとって重要な歴史と思われるのは何か。
 6月のジャーナリズム
 7月7日、8月6日、9日、15日 17日 9月2日、17日、18日 答えはこちら

レポートの書き方お助け
レポート、アサイメント提出の基本  2002年版
レポート、アサイメント提出の基本  2002年版 pdf

アメリカ・ジャーナリズム史

※イギリスフランス、ドイツなどヨーロッパのジャーナリズム史については
外国ジャーナリズムIIa 授業サイト 参照 http://pweb.cc.sophia.ac.jp/s-yuga/gakubu/FJ2lec08.html
第4回講義参照

1.植民地新聞 pdf.file01
 Publick Occurences 1690/09/25   http://www.masshist.org/database/query3.cfm?queryID=219
 Bston News-Letter  1704/04/14  http://www.earlyamerica.com/earlyamerica/firsts/newspaper/
 Peter Zenger   http://www.law.umkc.edu/faculty/projects/ftrials/zenger/zenger.html                  
 Benjamin Franklin http://www.ushistory.org/franklin/facts/

2.政治(政党)新聞からペニープレス時代へ pdf.file02
3.南北戦争前後の新聞
4.イエロー・ジャーナリズムの始まり
5.J.ピューリッツアーとW.R.ハースト pdf.file03  
  ハーストについてはVTR  市民ケーン 
  J.ピューリッツアーはこちら 
6.20世紀の新聞
7.通信社の出現
8.世界大戦と新聞

【参考文献】(ファイル紹介をのぞく)
デイビイド・ナソー、井上廣美訳『新聞王ハーストの生涯』(日経BP社、2002年)
W.A.スウォンバーグ、木下秀夫訳『ピュリツァー』(早川書房、1978年)
佐藤『現代メディア史』 D.L.トーマス、常盤訳『アメリカ マスコミ事情』(TBSブリタニカ、1982)



ジャーナリズムⅡ(秋)

第1-4回 
ビデオ 昭和史1
昭和前期 縮軍から拡軍へのムード ファシズムへの道
昭和10年代 新聞統制時代 太平洋戦争とジャーナリズム

15.昭和前期 政党政治から軍閥の台頭
誤報から校閲部創設:「元号は光文」(東日)
誤報、誤植は「逆賊」の時代に
普選実施(昭2)と治安維持法
昭4 徳富蘇峰 『国民』を去る-パーソナルジャーナリズム終焉
昭5 日本新聞聯盟結成。新聞共同宣言
昭6 軍部の干渉 謀略と虚報 関東軍
   9.18 満州事変勃発:臨時ニュース 放送が号外に先んじる 柳条湖・満鉄爆破
   132社共同宣言


16. 言論界 沈黙への道
昭7  五・一五事件:犬養毅首相暗殺 「話せば分かる」-ファシズムの時代に
    福岡日日 菊竹淳(あつし)・六鼓 「敢て国民の覚悟を促す」
    共同宣言:満州国(32.2)の正当化 国際連盟を批判
昭8  信濃毎日 桐生悠々「関東防空大演習を嗤(わら)ふ」
   当局による記事差し止め、発売禁止処分、言論人への右翼、左翼の暴力

17. 言論統制の時代 国策と国論の統一
戦時体制 「時局」「生命線」「聖戦」
新聞資材の不足、欠乏
国論の統一、情報の一元化
昭11 電通+聯合通信社の合併→同盟
    情報委員会設置 昭15 情報局に
昭11 二・二六事件 「兵に告ぐ」
    朝日を襲撃 戒厳令下で報道禁止令
    民族の抵抗 ベルリンオリンピック
2・26事件秘話  
斉藤隆夫 粛軍演説(1936=昭和10年) 反軍演説(1940=昭和15年)
終戦放送(玉音放送)
NHKスペシャル『日本人はなぜ戦争へと向かったか』(NHK出版、2011) 第3回 "熱狂”はこうして作られた
  

18 . 軍部の言論干渉:思想、情報、言論の統制化が始まる
昭12.7 日中(支那事変)戦争の拡大 
   7.7 蘆溝橋事件
  軍機保護法改正: 陸海軍大臣の報道許可
昭13 戦時体制の強化
    思想統一 左翼理論指導者層の一斉検挙(2)
    国家総動員法(4)
   用紙制限:減ページ 広告、夕刊の制限 
昭15.2 斎藤隆夫(立憲党)「反軍演説」:国家百年の大計誤る
     http://www.c20.jp/p/stakao.html  昭6にも「粛軍演説」
昭16 大政翼賛会 政党解散 政党政治の終焉

ビデオ 昭和史2
19.太平洋戦争とジャーナリズム:政府批判消える
昭16.12.8 日米開戦 紙面の変化
大本営発表(陸軍報道部、海軍報道部) 内務省
天気予報、外国ニュース、地震、生活情報が消える
戦意高揚 「軍神」 軍国美談
戦争拡大とともに部数急増:国民を欺く報道
消された記事 軍部・政府批判は、発禁、処罰
安寧秩序を乱す・風俗を害する(新聞紙法23条)
国策の遂行に重大なる支障を生ずる恐れのある報道の制限・禁止(新聞紙等掲載制限令)
統制団体 新聞聯盟(41)から日本新聞会(42)へ
一県一紙体制へ

20.戦争下の新聞論調:戦争の目的に同調(誇張)、国民一致戦争完遂に邁進
大東亜戦争の完遂 キーシンボルは解放と独立
新秩序と旧秩序(米英)の対立
植民地解放、大東亜共栄圏の確立を「征戦」の完遂目的に
政府・軍一体の国民指導
為政者への論旨でなく、国民に対して呼びかける
東亜諸民族に対する訴えかけ
各民族の独立→日本軍に対する協力→大東亜戦争の勝利→東亜諸民族の繁栄を繰り返し強調
日本なくして大東亜共栄圏なし=皇国中心の理念
見ざる、聞かざる、言わざる時代

東条首相を怒らす
昭18 中野正剛 「戦時宰相論」『朝日』(1)
昭19 新名丈夫 「竹槍では間に合はぬ」『毎日」(2)
木村栄文『記者たちの日米戦争』: Bainbridge Review:ウッドワード記者 ※ビデオ

覚えておきたい新聞人・言論人
村山龍平・上野理一
長谷川如是閑(はせがわ・にょぜかん)
杉村楚人冠(すぎむら・そじんかん) 廣太郎
菊竹 淳(すなお)六鼓-福岡毎日-5・15事件 木村栄文 『六鼓・菊竹 淳』
桐生悠々(信濃毎日)
新名丈夫(毎日)
緒方竹虎(朝日)

【参考文献】ぜひ読んでおこう
竹山昭子『ラジオの時代』(世界思想社、2002)
春原昭彦「新聞人群像-もう一人の新聞人-」『コミュニケーション研究』no.28(1998)、
      「新聞社における調査部の役割とその変遷」no.23(1993)
田中浩(編)『近代日本のジャーナリスト』
『別冊新聞研究 聞き取りでつづる新聞史』
朝日『戦後五〇年 メディアの検証』、『20世紀の軌跡 言論』 ※戦前のマスコミ関係法資料
坂上康博『権力装置としてのスポーツ-帝国日本の国家戦略』講談社選書メチエ136(1998)

【沖縄戦60周年】
 沖縄タイムス社 http://www.okinawatimes.co.jp/
 琉球新報社    http://www.ryukyushimpo.co.jp/
 



第5-8回(10-11月)

◎VTR 映像でつづる昭和史第三部(昭和20年~35年)
昭和20年代 第2次大戦後の新聞
昭和30年代 ジャーナリズムの変質
戦後ジャーナリズム事件史(1)

NHK「その時歴史は動いた」第238回 秘められたメディア戦略 2005/11/6
NHK その時歴史は動いた 「シリーズ 真珠湾への道(山本五十六)」 2005/11/30,12/7)

特別版 天皇とマッカーサー会見
「戦争の全責任を負う」「勇気に満ちた感動」
2つの記録:外務省、宮内庁
半世紀後の公開:「責任発言なし」(外務省) 通訳、児島『文芸春秋』裏づけ
「あまりの重大さを顧慮し記録から削除」
元帥の回想録、米側資料 消えた記録
情報公開の問題点 ①極秘扱い 非公開


18.戦後の新聞界

占領下のジャーナリズム-民主化のための言論統制
敗戦 連合軍総司令部(GHQ)の進駐 
戦時法令の廃止 同盟通信の解散 
10か条のプレスコード 新聞の検閲
新聞の戦争責任:「国民と共に立たん」(朝日)/『たいまつ』 むのたけじ
新聞倫理綱領(1946)⇒新新聞倫理綱領(2000/6)  ジャーナリズム・リソース
三大争議=読売、北海道、西日本
1947年 ゼネスト中止 「編集権」声明 ジャーナリズム・リソース→新聞倫理綱領(日本新聞協会)

19.混迷・競争の時代
1948年 新聞週間始まる 毎年10月
1949年 取材源証言拒否事件:「朝日」石井記者:最高裁では認められず
1950年 朝鮮戦争、レッド・パージ
1951年 講和条約 プレスコードの失効
1952年 三社、共同通信脱退
1953年 テレビ時代開幕
1954年 ビキニ被災、科学部設置

20.マス・メディア時代の到来
経済復興、高度経済成長時代へ
安定化、上昇志向
技術革新 社会的インフラ
受け手の成長
大衆文化状況の出現
いまこれを読め  橋元良明 『メディアと日本人』 (岩波新書、2011)

21.新聞の転換期 昭和30年代
報道・製作・経営における質的変化:植字工程⇒漢テレ、モノタイプ、ファクシミリ
ホットからクールへ(CTS)
社会派キャンペーンの展開
1960年 皇太子妃報道
ミッチ-ブーム:報道協定
出版社系週刊誌の創刊
1960年 安保 「共同宣言」/誘拐報道
1961年 嶋中事件(中央公論社・「風流夢譚」=皇室を冒とく)

22.ジャーナリズムの変質
「私は貝になりたい」(岡本愛彦、昭和33年、TBS)
ラジオ・テレビ併存時代
テレビ放送中止事件相次ぐ
※松田浩『戦後史に見るテレビ放送中止事件』
 メディア総合研究所『放送中止事件50年』(花伝社、2005)
テレビの「脱政治化」/ジャーナリズム批判
NHK これは正義の戦いか ~ジャーナリストたちのベトナム戦争~ その時歴史が動いた 第254回(06/05/31)



第9-13(14)回(11-1月)

ジャーナリズム事件史(2):1980-2006

昭和40年代 放送メディアの台頭
昭和50年代 マス・メディアへの批判
昭和60~平成 インフォテイメント時代のジャーナリズム
◎VTR 映像でつづる昭和史第四部(昭和35年~平成元年)

23.放送メディアの台頭と批判
高度経済成長とTV・メディアの発達
テレビの脱政治化⇒メディア総合研究所号『放送中止事件50年』(花伝社、2005年)
映画の中の新聞記者 

◎ベトナム報道 映像の世紀(NHK)
◎戦争とジャーナリズム ⇒参考文献はこちら  
◎特別レクチャー  戦争とジャーナリズム Special Lecture 2002
  これは正義の戦いか ~ジャーナリストたちのベトナム戦争~ その時歴史が動いた 第254回(06/05/31)

毎日の経営危機
新聞ジャーナリズムの衰退 
ジャーナリズム批判が巻き起こる
(犯罪)事件報道:書く立場、書かれる立場
捏造や誤報
機構、記者クラブ   ジャーナリズム・リソース

24.ジャーナリズム批判
報道と倫理   ジャーナリズム・リソース
新新聞倫理綱領(日本新聞協会)
取材上の問題点:誤報、人権侵害
三大誤報:伊藤律・架空記者会見(1950)、もく星号遭難事件(1952)、皆既日食誤報(1960)
新三大誤報:朝日サンゴ損傷事件(1989)ほか?
報道の表現上の問題点
報道倫理問題の原因
報道の行方
戦後の事件報道[2]

参考文献

城戸又一(編)『誤報』(日本評論社、1957年)
後藤文康『誤報と虚報』(岩波ブックレットNo.51)『誤報』(岩波新書446
神楽子治『新聞の“誤報”と読者』(三一書房、1977年)
山下恭弘『誤報・虚報の戦後史』(東京法経学院出版、1987年)
原寿雄『ジャーナリズムの思想』(岩波新書494)
読売新聞社(編)『書かれる立場書く立場』(読売新聞社、1982年)
『新・書かれる立場書く立場』(読売新聞社、1995年)
日本新聞協会『取材と報道2002』(日本新聞協会、2002年)
松井茂記『マス・メディア法入門』(日本評論社、1994年)
村上孝止『プライバシーVSマスメディア』(学陽書房、1996年)
ほかに浅野健一/渡辺武達/清水英夫/奥平康弘/田嶋泰彦ら




25.マス・メディアの変容
インフォテイメント化
ニュース映像の社会的イベント化(第五の壁)
多メディア、多チャンネル化
マスコミ大国の落とし穴

26.今後の課題
ジャーナリズムが果たすべきこと

イラク戦争とメディア:テレビは何を伝えたか 日本TV(2003/05/12)
求められているものは何か
再びジャーナリズムとは何か
人権か報道か
倫理上の問題/表現の問題
特定秘密法・全文(朝日2013/12/7)

27.総括

補 ブックレポート http://pweb.cc.sophia.ac.jp/s-yuga/gakubu/JHref.htm
伊藤裕香子(朝日新聞社)『消費税日記」(プレジデント社、2013 )


①ブックレポート 指定図書 
②提出は授業で指定される。A4(うらおもて)1枚以内(ペーパーです。添付メールは不可)
■ 
土屋礼子編著『近代日本メディア人物誌―創始者・経営者(編)』(2009)
■ 朝日新聞「検証・昭和報道」取材班『新聞と「昭和」』(朝日新聞社、2010)
■ 朝日新聞「新聞と戦争」取材班『 新聞と戦争』(朝日新聞社、2008)
■ 小糸忠吾『新聞の歴史』(新潮社選書、1992)
■  木下和寛『メディアは戦争とどうかかわってきたか』朝日選書778 2005
■ 佐藤卓己『八月十五日の神話―終戦記念日のメディア学』(ちくま新書、2005)
■  佐藤卓己『テレビ的教養』(NTT出版、2008))
■ 佐藤卓己『輿論(よろん)と世論(せろん)―日本的民意の系譜学』(新潮選書、2008)
■ 原 寿雄『ジャーナリズムの可能性』(岩波新書、2009)
■ むの たけじ『戦争絶滅へ 人間復活へ』(岩波新書、2008)
【補・もう読みましたか】
佐藤卓巳『現代メディア史』(岩波書店、1998年
佐々木隆『日本の近代14 メディアと権力』(中央公論新社、1999)
春原昭彦『日本新聞通史 四訂版』(新泉社、2003)
フィリップ・ナイトリー『戦争報道の内幕』(時事通信社、1987)
竹内・児島・橋元(編著)『メディア・コミュニケーション』(北樹出版、1998)
早川善治郎(編)『概説マス・コミュニケーション』(学文社、1998)
鎌田慧 『反骨のジャーナリスト』(岩波新書、2002)
武市英雄・原寿雄【責任編集】『グローバル社会とメディア』(ミネルヴァ書房、2003)

2008年マスコミ関係書回顧
2009年マスコミ関係書回顧
2010年マスコミ関係書回顧
2011年マスコミ関係書回顧
2012年マスコミ関係書回顧
2013年マスコミ関係書回顧
(週刊読書人13/12/20)